難波「味園ユニバース」6月末閉館決定「最後に立ちあえる幸せ」

3時間前

『第68回全日本赤犬歌謡祭 ~さよならユニバース。そして地球へ 』衝撃の展開(2月23日・味園ユニバース)

(写真4枚)

閉館が発表されている大阪・千日前のランドマーク的存在「味園ビル」(大阪市中央区)地下のイベントホール「味園ユニバース」で2月23日、バンド・赤犬が『第68回全日本赤犬歌謡祭~さよならユニバース。そして地球へ』を開催。そのなかで同ホールの最後を飾る公演と日時が明かされた。

2011年に営業終了した元グランドキャバレーが、貸しホール「味園ユニバース」として再スタートする際にこけら落とし公演をおこない、その後も数々のライブを行ってきた赤犬。2015年公開の渋谷すばる主演、山下敦弘監督の映画『味園ユニバース』には各メンバーが本人役で登場した。言わばこの場所は彼らの「ホーム」。そんな特別な空間での最後の雄姿を一目見ようとする人たちでチケットはソールドアウト、当日は満員の観客が会場を埋め尽くした。

『第68回全日本赤犬歌謡祭 ~さよならユニバース。そして 地球へ 』アンコールの様子(2月23日・味園ユニバース)

◆「味園ユニバース」は6月末閉館決定、6月29日にラストギグ

この日、元純烈の小田井涼平や、キノコホテルのマリアンヌ東雲ら多くの豪華なゲストたちとライブ、寸劇、カラオケなど約3時間のノンストップショーを繰り広げた赤犬。アンコールでは、「これが最後」と悲しむ観客たちにビッグサプライズを発表した。

『第68回全日本赤犬歌謡祭 ~さよならユニバース。そして地球へ 』アンコールの様子(2月23日・味園ユニバース)

「ミスターX」を名乗る男がステージに登場し「今日で、味園ユニバースも、赤犬の役目もおわった、と思っていないか?・・・閉館前最後のワンマンライブを6月29日に開催し、『味園ユニバース』を葬り去るのだ」と告げると、会場は大きなどよめきと、割れんばかりの拍手に包まれた。

『第68回全日本赤犬歌謡祭 完結編 』の開催が映像でも改めて告知された(2月23日・味園ユニバース)

2024年末まで同ビル2階でバー・マンティコアを経営していたベースのリシュウはライブ後「6月末日で完全閉館。さみしいけど、ここでもう一度赤犬歌謡祭ができることを発表できた」と話し、ボーカルのタカ・タカアキは今はなき宴会場でちりとり鍋を食べた思い出などとともに「大好きな味園の最後に立ち会える幸せを感じる」と語った。

惜しまれつつ閉館する「味園ユニバース」の最後を飾る『第68回全日本赤犬歌謡祭~さよならユニバース。そして地球へ 完結編』は6月29日開催される。詳細は今後発表予定。

写真/みやちとーる

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