天才ピアニスト「社員さんから嫌われて」…今だから明かせる苦労話

12時間前

天才ピアニスト(左から竹内知咲、ますみ・2月26日大阪市内)

(写真4枚)

大阪の文化振興に貢献し、将来の大阪文化を担うべき人材に対して、大阪市から送られる「咲くやこの花賞」。令和6年度の贈呈式が、2月26日に「大阪市中央公会堂」(大阪市北区)でおこなわれ、大衆芸能部門で選出された天才ピアニスト(竹内知咲・ますみ)は、漫才も披露した。

『NHK上方漫才コンテスト』や『女芸人No.1決定戦 THE W』など数々の賞レースを制してきた2人。受賞者の活動を紹介するコーナーでは、ますみが得意の上沼恵美子のモノマネで「いやーもう、うれしいわ~!」と歓喜し、観客から拍手が送られる場面も。竹内はますみと組むまで、すでに4回コンビを解散していたため「吉本(興業)の社員さんからは嫌われてました(笑)」と、今だから明かせる苦労話も披露していた。

コントもしゃべくりも定評のあるコンビだが、今回は「老人ホーム」をテーマにしたしゃべくり漫才を披露。観客とも見事な掛け合いを見せ、場をかっさらっていた。最後にますみは「ミルクボーイ」が4年前に同賞を受賞しているのにかけて「こんなの(賞)なんぼあってもいいですもんね」と改めて喜びを見せ、竹内も「歴代の(受賞者の)方々は本当に活躍されている。私たちもこの賞に恥じないように活躍していきたいです」と気合を見せていた。

ビデオメッセージを寄せたアイナ・ジ・エンド
左から野原万里絵、翼和希、天才ピアニスト(竹内知咲&ますみ)、蝉谷めぐ実。蝉谷は、今後の抱負を問われて「『これがウケそう』ではなく、自分の好きなものを好きなように書いていって、読んだ後で自分のなにかが変わってるみたいな本を出せれば」と意気込んだ

天才ピアニストのほかには、現代美術家の野原万里絵(美術部門)、アーティストのアイナ・ジ・エンド(音楽部門)、「OSK日本歌劇団」の翼和希(演劇・舞踊部門)、小説家の蝉谷めぐ実(文芸その他部門)も受賞。アイナ・ジ・エンドは式を欠席したが「大好きな大阪。これからも歌をがんばっていきたいので、がんばる気力をくださってありがとうございます」とビデオメッセージを寄せていた。

「咲くやこの花賞」今年度の受賞者の経歴や、過去の受賞者の詳細は公式サイトに掲載。

取材・文・写真/吉永美和子

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