ブギウギ・橘先輩で大注目の翼和希、OSKから2人目の受賞者に

14時間前

翼和希(2月26日・大阪市内)

(写真4枚)

NHKの朝ドラ『ブギウギ』の橘アオイ役で視聴者の心をつかみ、所属する「OSK日本歌劇団」再評価のきっかけを作った翼和希。2024年9月に、OSKの次期トップスターに就任したばかりの彼女が、大阪市が贈呈する「咲くやこの花賞」を受賞。2月26日に「中之島公会堂」(大阪市北区)で開催された贈呈式で、OSKへの思いを語った。

「咲くやこの花賞」は、大阪の文化振興に貢献し、将来の大阪文化を担うべき人材に対して、大阪市から送られる賞。翼が対象となった「演劇・舞踊部門」は、過去に藤原直美や片岡愛之助など、大阪文化の顔とも言える俳優・ダンサーが受賞している。2019年度にはOSKの先輩・桐生麻耶も選ばれており、翼はOSKから2人目の受賞者となる。

翼和希(2月26日・大阪市内)

卓越した歌唱力とキレのあるダンスを評価されて、受賞に至った翼。受賞者の活動を紹介する時間では、みずからの役割を「OSKを知ってもらうための玄関」と例える。「歌劇って一歩踏み込むのに、ちょっと勇気のいる部門。その玄関に自分が立って、皆様をいざなっていく役割を果たしたい。玄関をパッと開いていただいたら、そこには素晴らしい世界が広がってますし、(観た)皆様は足取り軽くご帰宅いただいてます」と笑顔で語る。

さらに「OSKは大阪生まれ。関西発祥の『歌劇』という文化芸術を、より広く知っていただけるように、精一杯歌劇を務めていきたいと思います」と決意を語った。授賞式では、OSKの代名詞とも言えるダンス『桜咲く国』を披露。団員2人だけを従えた簡単なバージョンでも華やかさの一端は十分に伝わり、ここでも見事に「玄関」の役割を果たしていた。

翼和希(2月26日・大阪市内)

翼のトップスターお披露目は、6月14日~24日に「大阪松竹座」(大阪市中央区)で上演される『レビュー 春のおどり』にて。その前に就任記念公演として、4月25日~29日に「南座」(京都市東山区)にて『レビュー in Kyoto レゼル~Les Ailes~』も上演される。京都公演のチケットは、3月9日から発売開始。

取材・文・写真/吉永美和子

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