なぜ奈良に!? 世界最大の「無印良品」、その全貌が明らかに

20時間前

世界最大の「無印良品イオンモール橿原」外観

(写真24枚)

日用品や食品、家具などを販売する「無印良品」の世界最大となる大型店舗が、商業施設「イオンモール橿原」(奈良県橿原市)内に3月1日にオープンする。事前内覧会がおこなわれ、その全貌が明らかになった。

■ まるで倉庫?今までにない壮大な空間

世界最大の「無印良品イオンモール橿原」外観

奈良県産材の壁が印象的な約2500坪の広さを誇るワンフロアの店内には、「無印良品」のほぼすべての商品が取り揃えられるほか、リサイクル商品やブックカフェなど、多彩なジャンルの商品やサービスが一度に楽しめる「特別店」として営業がおこなわれる。

天井も高く倉庫のように広い店内

同店が位置するのは、同日にオープンする「イオンモール橿原」の増床エリア「イオンモール橿原 ウエスト・ビレッジ」内。同店は大きな独立した店舗となっており、高い天井に剥き出しの照明器具、まるで倉庫を彷彿とさせる壮大な空間にぎっしりと商品が並ぶ様は圧巻だ。

お馴染みの菓子類もずらり

同店では「衣」「食」「収」など9つのテーマごとにフロアが構成されており、多彩な商品のなかから目的に合ったものが見つけられるようになっている。

◾️同店の必見エリア「Re MUJI」

「Re MUJI」コーナー

2010年から一部店舗では衣類の回収(無印良品の商品のみ)、2015年からはそれらの衣類を染め直して販売するなどの取り組みをおこなってきた無印良品。同店ではより幅広い商品の再生に取り組み、リユース品や訳わけあり商品を販売する「Re MUJI」のコーナーが登場している。

リペア工房ではスタッフが家具のリペアやクリーニングをおこなう。ガラス張りのため作業を見ることも
「Re MUJI」コーナーでは使わなくなった衣類やものの回収がおこなわれている

こちらのコーナーでは、店頭にあるボックスやカウンターで使い終えた商品を回収し再生する「資源回収」、まだ使える商品をクリーニングや検品をして販売する「リユース販売」、汚れや傷のある商品を手頃な価格で販売する「わけあり販売」、古家具をクリーニングやリペアをして販売する「古家具販売」、古本を次の読者へ繋ぐ「古本販売」の5つが軸になっており、通常の店舗では出合うことができない商品が多くラインアップしている。

古家具も販売、掘り出し物が見つかるかも

また、店内に設けられているリペア工房では専門の研修を受けたスタッフが家具のリペアをおこない、物を再生していく様子を見ることもできるなど、普段はなかなか見ることができない光景が見られるほか、物と向き合う姿勢を改めて考えさせてくれる場所になりそうだ。

店内中央の吉野杉を使った子どもの遊び場。天窓で明るく、絵本コーナーも用意されている

同店を運営する「良品計画」(本社:東京都文京区)の代表取締役社長・清水智さんは、「この店舗は今の無印良品のすべてを体現した特別店。奈良でオープンするのは、物件が見つかったことはもちろんですが、無印良品の初代アートディレクターである田中一光さんの出身の地であることなど、縁あってのこと。自慢の店をぜひみなさんに楽しんで欲しい」と話す。

そのほかにも、化粧品の相談に乗ってくれる「スキンケア相談」コーナーや同店の新業態となるブックカフェ、吉野杉を使った子どもの遊び場などもスタンバイ。営業時間は朝10時〜夜8時。本と喫茶のエリアは朝8時〜夜8時。場所は「イオンモール橿原 ウエスト・ビレッジ」内。

取材・文・写真/野村真帆

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