奈良・吉野の桜を独り占め!「無印良品」手がける新たな宿泊施設

2025.3.7 07:00

1番小さい部屋のCタイプの部屋。定員は2名だが1人での宿泊にもおすすめ

(写真10枚)

「無印良品」で知られる「良品計画」(本社:東京都文京区)が手がける宿泊施設「MUJI room SAKAMOTOYA」が、3月22日に奈良・吉野に誕生。オープンに先駆け、その全貌が明らかになった。

2024年末、大阪のホテル「リーベルホテル大阪」内に「MUJI room LIBEL HOTEL」をオープンするなど、宿泊施設で無印良品の商品を体感できる場所をつくる「MUJI room」プロジェクトを実施している同社。今回は、奈良・吉野山にある旅館「坂本屋」内にある3部屋を手がけ、同社が坂本屋をバックアップする形で運営がおこなわれる。

窓の向こうには吉野山の景色が広がる
1番大きいAタイプの部屋。窓から見える景色が楽しめるように家具が配置されている

3つある部屋はそれぞれ広さや内装などが異なるが、どの部屋も吉野杉がふんだんに使われているのが特徴。また、すべての部屋に無印良品の家具や小物、アメティが置かれているほか、地元の作家によるインテリア作品なども使用されており、同社の商品と吉野エリアの良さの両方が伝わるような部屋づくりがおこなわれている。

吉野杉を使ったキーホルダー

そんな快適な空間のなかでも、特に印象的なのは吉野山の絶景が見られる大きな窓。3部屋すべてに設けられており、春には桜に彩られた山の景色、夏には青々とした爽やかな木々、秋には紅葉、冬には雪景色など、四季折々の吉野山の姿を独り占めすることができる。

アメニティも「無印良品」の商品がたくさん

同施設を手がけた「良品計画」の担当者は、「吉野は春以外のシーズンはすべて閑散期と言われており、また奈良県は観光における宿泊が全国ワーストであるなど、なかなか長期滞在してもらえない場所。無印良品の世界最大店舗が奈良の橿原にできたので足を運んでいただき、またこちらにもと、橿原と吉野で人の流れを作り、奈良県内に長く滞在してもらえたら」と話す。

「MUJI room SAKAMOTOYA」は3月22日にオープン。料金は1泊1室1万4200円〜(各部屋定員は2名)。宿泊予約は「Airbnb」にて受け付けている。最寄り駅からの送迎は要問い合わせ(桜の時期は不可)。

取材・文・写真/野村真帆

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