兵庫・淡路島に新たな施設、らしさ溢れるショップやカフェも併設

2025.3.11 07:15

AWAJI EARTH MUSEUM外観

(写真6枚)

さまざまなアミューズメント施設やカフェが続々とオープンしている淡路島・西岸エリア。そこに3月20日、自然体験型施設「AWAJI EARTH MUSEUM」(兵庫県淡路市)が誕生する。

■ 数種類のガーデンを通じて「自然」を体感

AWAJI EARTH MUSEUM内観

今年で30年を迎えた「阪神・淡路大震災」の遺構を展示する「野島断層保存館」の横にあった、物産館の跡地を再利用する形でできた同施設。ハーブや果物などの有用植物を中心に、淡路島の気候に合わせて作られた数種類のガーデンを通じて「自然」を体感できると同時に、淡路島ならではの商品やフードが並ぶショップやカフェも併設されている。

大きな窓から広がる景色が気持ち良い

ショップスペースは、淡路島在住のアーティストによる一点ものや、地元産の玉ねぎやフルーツなどを用いた、見ためもかわいいアイテムやフードが勢ぞろい。特にスイーツには力を入れており、バイヤーが島内をくまなく回って選び抜いた数々のスイーツ店の焼き菓子や、「淡路島チーズ工房」とコラボ開発したキューブ型のバスクチーズケーキも販売される。

「地層」バスクチーズケーキ

さらに全国から集めた、缶詰やレトルト食品を陳列するスペースにも注目。非常食としても重宝する品々が、棚一面にズラリと並べられていて圧巻だ。自然災害の跡地と隣接した、この施設ならではのコンセプトだろう。

レトルト商品がずらりと並ぶ店内

また、能動的に自然に触れる工夫として「EARTH LOUPE」というツールを無料で配布。雲や植物などの説明が書かれた、丸い大きな穴の空いたペーパーごしに風景を覗くことで、空や自然をより楽しく詳しく観察できるという仕掛けになっている。これ以外にも、雨の日でも子どもが遊べるキッズスペース、島の自然素材を活かしたモノづくりやアクティビティを体験できるスタジオもオープンする予定だ。

セルフ型自然体験プログラム:EARTH LOUPE

山田健一施設長は「たまにはぼーっとしたいというときに、ここの景観を眺めて、自然に親しんでほしい。会話をするように自然を身近に感じて、感性が豊かになる体験をしていただきたいです」と、施設の理想を語った。規模的にさほど大きくない分、淡路島観光の合間に、息抜きがてら立ち寄るのに重宝する場所となるはずだ。営業時間は午前8時〜午後5時(フードは午後4時ラストオーダー)、不定休。

取材・文・写真/吉永美和子

AWAJI EARTH MUSEUM

住所:兵庫県淡路市小倉173番3 北淡震災記念公園内
営業時間:8:00〜17:00

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