新喜劇ベテラン・辻本茂雄「ガタはきてる」…還暦記念で新たな試み

2025.3.18 17:30

還暦記念公演をおこなう辻本茂雄(3月18日・大阪市内)

(写真3枚)

「吉本新喜劇」のレジェンド座員・辻本茂雄が還暦を迎えたことを記念し、1年を通して各地で公演がおこなわれる。3月18日に「吉本大阪本社」(大阪市中央区)にて実施された会見で、辻本が意気込みを語った。

■ 「ガタはきてるけど、舞台では絶対に見せない」

全国ツアーやなんばグランド花月での公演への意気込みを語
全国ツアーやなんばグランド花月での公演への意気込みを語る

名物キャラクター・茂造じいさん(愛称:茂じい)などで知られ新喜劇に欠かせない存在の辻本。「ほんまに老体に鞭打つ状態が続きまして。かなり大変ですけど、お客さんの笑っていただく顔を見てなんとか去年は乗り越えることができました」と、還暦を迎えた昨年を振りかえる。

続けて「もうずっと合間はベッドを持ち込んで、寝たきりになっております」と過酷さを明かしつつも「ガタはきてますけど、ガタがきているところを絶対に舞台では見せないようケアしております」と明かした。

今年は還暦を迎えたことを祝し、京都の「よしもと祇園花月」で開催される『辻本茂雄GW還暦特別公演』から始まり、8年ぶりの全国ツアーや笑いの殿堂「なんばグランド花月」での1週間特別公演などを実施していく。

今回で15回目を迎えるGW公演では、休憩を挟む2部制や観客参加型の内容など、新たな試みも。また、いつもは新喜劇で始まり涙アリの芝居で締めるという構成を、子役を起用する関係上、逆の構成にするという。

初となる試みに辻本は、「いつものGW公演は涙、涙のなかオリジナルのエンディング曲を歌って終わるんですけど、今回は逆。どのような形でお客さまが受け入れてくれるのか、すごく楽しみです」と笑顔をみせた。

還暦記念公演のポスターへのこだわりを語り、「かなりインパクトがあると思います」と辻本
還暦記念公演のポスターへのこだわりを語り、「かなりインパクトがあると思います」と辻本

還暦記念イヤーの皮切りとなる『辻本茂雄GW還暦特別公演 笑って感動して元気になったらど~や!』は、4月25日から5月6日まで開催される。会場は京都の「よしもと祇園花月」、詳細は吉本新喜劇の公式サイトにて。

取材・文・写真/つちだ四郎

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