大阪・難波の吉本「新劇場」で初公演、芸人が英語で身体張る

2025.3.27 21:30

くまだまさし(3月26日・大阪市内)

(写真17枚)

大阪・難波の戎橋近くの「中座くいだおれビル」(大阪市中央区)内に、「吉本興業」の新劇場「よしもと道頓堀シアター」がオープンした。寄席などを見つつ、飲食も楽しめる空間になっており、開業日である3月26日にこけら落とし公演が開催された。

芸人と吉本社員の自由な発想を表現する、大阪の新たな「企画開発の場」となる同施設。飲食可能な「レストランシアター」としての機能も持ち合わせ、海外観光客も多い土地柄、言葉が通じなくても伝わる大道芸などの公演も積極的に取り組んでいくという。

公演中の様子
公演中の様子(3月26日)

夜の部で開催された公演『Yoshimoto Comedy Night OWARAI OSAKA』にはくまだまさしやジャルジャル、ウエスP、もりやすバンバンビガロなど全10組が登場し、漫才やコント、大道芸などを披露した。

左から、ジャルジャル・後藤、福徳(3/26・大阪市内)
左から、ジャルジャル・後藤、福徳(3月26日・大阪市内)

MCを務めた吉本新喜劇・のぶよしは英語で進行。この日、観客は8割が日本人だったが、客席にいる海外観光客にも言葉を投げかけるなど、コミュニケーションを図っていた。

また、出演芸人のほとんどが英語で説明やコント、漫才を実施。くまだまさしはステージに観客を招き、ピン芸人・キャツミは客席に降りて観客とハイタッチをしていくなど、芸人と観客の距離の近さが垣間見えた。観客からの「すごい」「やばい」などの歓声もハッキリと聞こえ、会場のサイズ感も相まって一体感を感じられる雰囲気だった。

左から、スーパーマラドーナ・田中、武智(3/26・大阪市内)
左から、スーパーマラドーナ・田中、武智(3/26・大阪市内)

昼の部の公演に出演していた芸人たちの囲み取材では、同施設に関してスーパーマラドーナの武智が、「今までとは違う劇場ができた印象。前のめりで見たい人は前で、コールアンドレスポンスもしやすくてお客さんが選べる劇場だと思いました。英語で(漫才も)練習していて」と、流暢な英語で漫才の冒頭を披露。「あの幼卒の武智さんが・・・」とツートライブの周平魂がコメントし、会場の笑いを誘った。

囲み取材の様子(3/26・大阪市内)
囲み取材の様子(3月26日・大阪市内)

また夜の部に出演したくまだまさしは、公演前の取材で「どういうことをやって笑わせるか見せます」と身体を張ってネタを見せる一幕も。同施設では新しい芸人のネタ風景も見られそうだ。今後はオールナイト公演なども実施予定。ほか情報は公式サイトにて。

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