夢は紅白!マルチに活躍ドリアン・ロロブリジーダ「普段着」で大阪攻め

取材会でのドリアン・ロロブリジーダ。ド派手なお衣装は、この日のために特別に用意したもの。アクセサリーはファンが作ってくれたという一点もの
「ドリアン・ロロブリジーダ」。何かの呪文のような、不思議な響きの名前を聞いたことがあるだろうか? NHKドラマ『Shrink~精神科医ヨワイ~』、映画『エゴイスト』(2023年公開)、ショートフィルム『ストレンジ』(2023年公開)、Netflix『CITY HUNTER』(2024年公開)など、多数の映像作品に出演。
また軽快なトークにも定評があり、NHKラジオ『まんまる』月曜レギュラー、Netflixの恋愛リアリティーショー『ボーイフレンド』MCのほか、ショーや舞台などでマルチに活躍。ドラァグクイーンとしての活動はもちろん、本名「マサキ」名義で化粧を落として歌手活動も行う、新時代のドラァグクイーンだ。

3月大阪某所での取材会には、181センチの長身に「羽子板」モチーフのゴージャスな衣装をまとい、笑顔をたたえて登場。「とにかく昔から音楽が大好き」というドリアンに、『淋しい熱帯魚』『残酷な天使のテーゼ』などで知られる作詞家・及川眠子と、作曲家・中崎英也プロデュースの新宿二丁目発の3人組ディーヴァ・ユニット「八方不美人」の活動を中心に、音楽活動や今後の展望など、じっくり話を聞いた。
◆ ステージ終えると、さっきまで泣いていた赤子が笑顔に、眉をひそめたお年寄りが握手を…
──5月7日に大阪でのワンマンライブが、そして5月14日にはフルアルバム『さんすくみ』が発売になりますね。
2018年12月から3人(エスムラルダ、ドリアン・ロロブリジーダ、ちあきホイみ)で活動しておりまして、今年が7年目。それまでもさまざまなイベントでしたり、ショッピングモールのステージでしたり、そういった形で大阪の方にお邪魔する機会は幾度とあったんですが、このタイミングでようやく大阪で初のワンマンライブを開催できることになりました。
普段東京中心にさまざまなライブを続けていくなかで、大阪にイベントでお邪魔したときや、SNSなどで「大阪でライブやらないの?」っていうお声をたくさんいただいてたんです。だから今回「バナナホール」(大阪市北区)で大阪初ワンマンができること、我々メンバー3人とても喜んでいます。ようやくできる! と感慨もひとしおです。
──いろいろな場所でのライブを経験されているとのことで、過去の大阪のステージで、印象に残っていることはありますか?
そうですね、ショッピングモールなどでライブをさせていただくと、「八方不美人」に会いに来ていただいた方だけではなく、その時たまたま買い物でいらっしゃる方もいて。小さい子は泣き出しますし。ま、お年寄りはあの眉をひそめる・・・っていうところですね。ただそんななかでも、実際に歌声をお届けして、ステージが終わってみると、さっきまで泣いていた赤子が笑顔になり、あの眉をひそめてらしたお年寄りが握手を求めてきたり・・・。
実際のステージやトークで、時間を共有することで繋がれる、やはり伝わるものがあるんだな、という風に思います。ライブ会場でやるライブももちろん好きなんですけれども、ああいう偶発的な出会いがあるような、ああいった場所でのステージも割と好きなんですね。腕が鳴るというか。「このステージが終わるまでには絶対にファンにしてやるぞ」っていう気概を持っていくので、好きな時間ですね。

──たくさんのステージで経験を積まれての今回なんですね。ハコもどんどん大きくなってきそうですが、最終目標はどこになりますか?
5月の「バナナホール」も本当にたくさんのレジェンド、大先輩たちがあのステージを踏まれた場所なので、まずあのステージが立てることが嬉しいです。今、少しずつ会場の大きさや、来ていただくお客様の数が増えている中で、大きい会場でもパフォーマンスしたい気持ちもありますよ。
夢はいつだって大きくもっていたいので、「フェスティバルホール」、「オリックス劇場」、それから、「大阪城ホール」…と目指したいですね。そして、それに伴うような、お客様をしっかり呼べるような存在でありたい。そのためにパフォーマンスをちゃんと磨いて、精進しなきゃいけないという風に思ってます。
最終的な野望は私たちどこなんだろう?「八方不美人」の野望は…うん「紅白歌合戦」。目指して走っていきたいです。「応援ゲストでも可」という風に書いておいてください。
◆ プロデューサー及川眠子「さぁいらっしゃい、妬み、嫉み、恨み、辛みの沼へ」
──5月14日にはニューアルバム『さんすくみ』が発売になりますね。
キャッチコピーにも書かれてあるように、基本的にこう我々八方不美人が歌うナンバーというのは、もう妬み、嫉み、恨み…そういったものがたくさん散りばめられているんです。1回聴いただけではちょっと刺激的に思えるようにな言葉の裏にある、愛だったり、恨みだったり、辛みだったり。忌み嫌らわれてる人への、まぁ「慈愛」みたいなのも、セットでお届けしたいと思っております。
歌詞も、すごく刺激的な内容もあるんです。けれども、例えば女性の歌手が歌うとちょっとドロドロしすぎちゃう。男性の歌手が歌うとリアリティがない。っていう時に我々のような存在が歌うことで、ダイレクトに届けられる部分もあるかなと。逆に我々が歌ってるからこそ、「もうあの女装の人たちが歌ってるのを観たら、聴いたら、私のモヤモヤもなんか、解消されちゃったわ」ってなっていただきたいです。
前回のミニアルバムが『三途』というミニアルバムだったんですけれども、そのアルバムが出てから配信リリースをした楽曲に加え、今回アルバム『さんすくみ』に新曲として3人で歌う曲が1 曲と、3人のソロがそれぞれ1曲入りまして、全8曲です。私のソロは「お月様も笑ってる」というナンバーで、昔ながらの女性が殿方を想う愛を、及川眠子節でお届けします。
◆ 大阪ワンマンでは「お互い声が枯れるまで、歓声とそして歌声を交わしたい」

──アルバムも楽しみにしています。最後に改めて5月7日の大阪ワンマンライブへの意気込みをお聞かせください。
今もうドキドキもしながら、ブルブルと武者震いしています。我々、肩をぶん回しながら、大阪にお邪魔させていただくので、「素敵なライブだったね」って思っていただけるように我々も最大限のいいパフォーマンスをしたいと思います。
いらっしゃるみなさまには「歴史の生き証人」になっていただき、10年後20年後に『私八方不美人のドリアンの、大阪のワンマンライブの初めての時行ったんだよね。あの時はまだおぼこかったわ…』 って、将来周りのお友達に自慢できるようにで、今後も精進していきたいと思いますので、足を運びいただきたいです。いらっしゃっていただいた方はですね。お互い声が枯れるまで、歓声とそして歌声を交わしたいです。

◇
「八方不美人」のワンマンライブ『さんすくみ in 大阪』は、2025年5月7日19時開演。会場は「banana hallバナナホール」(大阪市北区)。
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