予算は89万円!76歳・万博おばあちゃん、開幕に気合い「毎日来る」

2025.4.13 10:30

撮影があり、会場を訪問。サウジアラビアパビリオンで民族ダンスを楽しむ「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん(撮影4月9日:「大阪・関西万博」)

(写真4枚)

4月13日に開幕した「大阪・関西万博」を誰よりも楽しみにしている人のひとり、「万博おばあちゃん」の姿を、事前開催の「メディアデー」でキャッチした。

「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん。山田さんが「万博おばあちゃん」になったきっかけは、2005年開催の「愛知万博」だった。地元愛知県瀬戸市在住だった山田さんは、185日間欠かさず足を運び、海外パビリオンのスタッフなどと仲良くなり、すっかり万博の魅力にはまった。続く2010年開催の「上海万博」でもなんと、現地に部屋を借りて、会期中全日程参加した。

(撮影4月9日:「大阪・関西万博」)
ミャクミャクを抱えて会場をまわった「万博おばあちゃん」(撮影4月9日:「大阪・関西万博」)

誰よりも笑顔でパビリオンをまわっていた山田さんに「今回の万博はほぼ毎日ですか?」と声をかけると、「いえ、ほぼ毎日ではなく、全日程会場に来ますよ!」と力強く答えてくれた。今回自身と家族3名分のチケットを用意し、その金額は89万円。昨年末に愛知県から、大阪市此花区に引っ越して、準備万端。さらに「此花区広報大使」にも任命され、地元住民たちと事前イベントなどで交流を深め、4月13日の開幕を心待ちにしてきた。

ご主人と、息子さんと、ミャクミャクの3人+1体で会場をまわり、各国パビリオンのスタッフと交流を深めた(撮影4月9日:「大阪・関西万博」)

この日もスペインなど各国パビリオンを中心に会場をまわると「おばあちゃん」「グランマ!」とさまざまな国のスタッフから声をかけられた。なによりも、海外の文化に触れ、スタッフたちと交流するのが楽しいという。山田さんの姿に、展示内容はもちろんだが、スタッフと積極的にコミュニケーションを取るというのが、万博を最大限に楽しむ方法なんだと、筆者も改めて学んだ。

サウジアラビアパビリオンでは、ダイナミックな群舞のステージにエールを送った。終わったあとも「すごく良かった!一緒に踊りたくなっちゃったな、次はスカートで来よう!」と開催初日に向けてノリノリ。いよいよ、おばあちゃん待望の万博が、今はじまる。

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