流行語大賞から3年…「ヌン活」ブームに変化、SNS映えの次は?

2025.4.15 12:45

茶寮「世世」「ガーデンアフタヌーンティー」。7種類の菓子とサンドウィッチ、8種類の飲み物(フリーフロー)

(写真3枚)

2022年、流行語大賞にノミネートされた「ヌン活」。それから早2年以上が経過、「茶寮 世世」(奈良県奈良市)では、体験価値に注力した新たなアフタヌーンティーが登場する。

ブームは衰えるどころか、より充実したプランを打ち出すホテルやカフェが増加し、予約が取りづらい状況が続く「ヌン活」。昭和46年の紅茶の輸入自由化からイギリスのティールームが日本に上陸し、日本のデパートに出店したことを皮切りに、2000年代に入ってからは、外資系のホテルが次々と開業ラッシュに。ホテルでのアフタヌーンティーがブームとなった。

茶寮「世世」外観

そしてSNSの流行から、「SNS映えするアフタヌーンティー」が若い世代を中心に人気が再熱。見た目の華やかさを重要視した商品が続々登場した。「アフタヌーンティー」を検索する人も、2021年より急増している。

茶寮「世世」「ガーデンアフタヌーンティー」より

そんななか、奈良・旧興福寺子院「世尊院」を修復・改装した同カフェでは、「体験価値」に注目。庭園デザイナー・烏賀陽百合氏監修のもと、和の庭園を表現した焼菓子を自由に配置し、自らで「箱庭」を完成させる内容に。

苔むした岩をイメージしたマフィンや、飛び石を模したクッキーなど、大和抹茶や大和橘といった奈良の素材を使用した焼菓子がずらり。実際に庭園を眺めながら、自分の手で小さな庭園を描くという詫び寂びを感じる一時が過ごせる。

「茶寮 世世」(奈良県奈良市登大路町63)のガーデンアフタヌーンティーは、2026年2月28日までの提供。料金は6800円(税サ込)。11時~17時(最終入店15時30分)の90分制(3日前までの要予約)。

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