万博の土産店で発見、関西名物の「地ソース売り場」がアツい

2025.4.23 13:00

ソースメーカー周辺の地元商店など、取扱店舗が限られる関西の「地ソース」たち(4月9日撮影)

(写真4枚)

関西の街でもなかなか出合えない、「地ソース」がずらりと並ぶコーナーを『大阪・関西万博』のお土産ショップで発見!生産量が限られるため、関西でも一部店舗でしか購入できない「レア」な品々が集結し、もはや「ソース専門店」レベルでは・・・?

「地ソース」とは、小規模に生産された「ご当地ソース」のこと。粉もん文化が根付く関西では、他の地域に比べて多くのソースメーカーが存在し、業界団体の「日本ソース工業会」にも、関西地方では日本最多の20社が所属する。関西ならではの多様な「地ソース」が展開される一方、小規模な工場で生産されていることも多いため、工場周辺の地元商店や一部百貨店に流通が限られることも多い。

「KANSAIマルシェいちびり庵」には、ミニサイズの「関西地ソース」12種類がずらり(4月9日撮影)
「KANSAIマルシェいちびり庵」には、ミニサイズの「関西地ソース」がずらり(4月9日撮影)

そんな「地ソース」が12種類も集結し、378円均一で購入できるとあっては関西人にとってもなかなかアツい。150mlの小さめサイズのため、個性豊かなスパイスの風味や原材料の違いを食べ比べしてみるのも楽しそうだ。

一日一釜しか炊かない「金紋ソース」(大阪市旭区)など、生産量が少ないレアな商品も(4月9日撮影)
一日一釜しか炊かない「金紋ソース」(大阪市旭区)など、生産量が少ないレアな商品も(4月9日撮影)

商品棚には、現存する日本最古のソース会社とも言われる「阪神ソース」(本社:神戸市東灘区)の「敬七郎 ウスターソース」や、公式オンラインストアでは2〜3カ月待ちの「石見食品」(本社:大阪市東住吉区)の「ヘルメスとんかつソース」をはじめとする、大阪・京都・神戸で生産される「地ソース」たちが並ぶ。

売り場にはほかにも、ソースと合わせて楽しめる「わなかのたこ焼きの素」や「千房お好み焼きセット」など、有名店の材料セットも並んでいる。

場所は、万博会場「西ゲートマーケットプレイス」内の「KANSAIマルシェいちびり庵」。営業時間は9時〜21時。

【取扱ソース一覧(150ml)】
・金紋ソース とんかつソース(大阪市旭区)
・和泉食品 パロマお好みソース(大阪府松原市)
・石見食品 ヘルメスとんかつソース(大阪市東住吉区)
・大黒屋 大阪の味お好みソース(大阪市福島区)
・池下食品 ヒジ梅タマリソース(大阪市西成区)
・三晃ソース とんかつソース(大阪市港区)
・阪神ソース 敬七郎 ウスターソース(神戸市東灘区)
・ヒロタソース 京風お好みソース(京都市北区)
・木戸食品 明石風お好みソース(兵庫県明石市)
・メイジョーソース 天ぷらソース(兵庫県揖保郡)
・井谷食品 OKソース(大阪府東大阪市)

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