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犬と一緒にうり坊がゴロン!種を超えた仲良しぶりが話題…スケールが大きなドイツの飼い方に驚いた

2020年8月12日 10:00 AM

カテゴリ:動物

高田 茉莉亜 | 馬術アンバサダー(@maricardo821)さんが3日に「訳あってお隣さんがうり坊を飼い始めたんだけど、先住民のわんことめちゃめちゃ仲良くなってる件について」とツイッターに動画を投稿。動画には、イノシシの子ども・うり坊の前で、姿勢を低くした黒いワンコがゴロンと横になると、うり坊も同じようにゴロンと横になってじゃれあうかわいい姿がおさめられています。

リプ欄には、
「先に横になって誘うイヌさんと遅れてコテンとなるウリ坊がとっても可愛い」
「うり坊のままなら良いのに…」
「これはウリ坊ちゃんが自分を犬だと思ってそうですね…かわいい…」
「むっちや和みましたωωωωωωωω」
「うり坊かわいいなーデカくなると怖いけど(゜o゜;」
と、このまま仲良しでいてほしいと願うみなさん。ちなみに、奥で動いているのは自動芝刈り機だそう。広くて芝がきれいなこちらのお宅があるのはドイツのノルドラインウェストファーレン州で、高田さんは馬術修業のために2年10カ月前に単身渡独されています。

暑いのでうり坊もプール。3週間前はしっかり入っていたのにはみ出てる(笑)(提供:高田 茉莉亜さん)

うり坊は狩猟の資格を持つお隣さんが、狩猟区域内で出会って2カ月前から飼っているそうで、名前はGetrou(ゲートロー)ちゃん。ワンコの方はシェルターから引き取った3歳くらいのルイスくん。ウリ坊はルイスくんだけでなく、ドイツ人ご夫婦の飼い主さんにもめちゃくちゃなついているそう。すでにどんどん大きくなってきていますが、将来はどうするのか聞いてみたところ「寂しくないようにもう1匹うり坊を飼って、知り合いの放牧場を借りてそこに2匹を預ける予定なの」というスケールの大きさだったそう(笑)。普段はかわいい馬と馬術競技の魅力をツイートで伝える高田さんに聞きました。

──仲良しぶりが本当にかわいいですね! 最初から2匹は仲良しだったのですか?

 1〜2週間ほどで仲良くなったようです。

うり坊がリゾートでくつろいでるみたい!(提供:高田 茉莉亜さん)

──うり坊もお庭で放し飼いなのでしょうか?

 基本的にルイスはお家のなか、うり坊のゲートローはお庭のオリで飼っています。ご夫婦がお家にいる際は放し飼いにしていることも多いようです。

──もう1匹のうり坊はどうやって探すのかしら。

 飼い主を探しているペットのサイトや、eBay(ネットオークションサイト)で探してるようです。eBayで見つけたメスのうり坊と会ってみて、気が合えばその子と生涯暮らすことが決まりそうです。

ノーリードで散歩できるくらい飼い主さんになついているそうです(提供:高田 茉莉亜さん)

──ドイツでは、うり坊を飼うってわりと普通なのでしょうか?

 推測なんですが、同じように森で親をなくしたメスのうり坊を引き取った方が田舎にはいらっしゃるんだと思います…。

 自然界でメスのイノシシは群れをなして暮らすそうで、一度親とはぐれたり、人に育てられたイノシシのメスは、自然に戻ることができないそうです。一方オスは独り身で暮らすので、自然に戻ることも可能だそうです。
 そんなわけで、自然界でメスは群れをなして暮らすという点から、放牧地で飼うとしても寂しくないようにもう一匹は必要と飼い主さんが考えたんだと思います。

──優しさのスケールも大きいですね。話は変わりますが、馬術アンバサダーとはどんなことをするのですか?

 日本馬術連盟の取り組みで、馬術を普及させるために私を含め馬術選手3名でPRイベントの参加や、取材対応などをおこなっています。

ツイートでは馬のかわいらしさや賢さ、人間味?が感じられます(提供:高田 茉莉亜さん)

──ドイツで活動されているのはなぜ?

 馬術の本場であり強豪国なのがドイツなので、こちらで修業をしております。

──やはりコロナの影響がありましたか?

 3〜5月の外出制限時も、厩舎での活動は許可されていたので、自宅・厩舎・スーパーの行き来をする毎日でした。先月より大会もはじまり、徐々にもとの日常が戻りつつあります。

植木鉢の土を掘り返して、イノシシらしい行動も(提供:高田 茉莉亜さん)

──うり坊とワンコが話題になりました。

 正直、日本でのうり坊の人気度に驚かされました(笑)。
 うり坊をキッカケに私のツイッターにたどりつき、馬や馬術に興味を持ってくださる方が増えたらこれ以上嬉しいことはありません!

 ◇ ◇

「人馬一体」が魅力の馬術(提供:高田 茉莉亜さん)

高田さんは「馬場馬術」の競技をおこなう選手で、2024年のパリオリンピックを目標にしつつ、生涯現役を目指して日々トレーニングを重ねています。高田さんのツイートには、大会や活動の報告、馬の魅力がたっぷりです。

MARIA TAKADA – MARIA TAKADA OFFICIAL PAGE – 高田茉莉亜
http://mariatakada.com/

取材・文/太田浩子

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