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映え抜群のオムレツが話題 「このオムレツは大体なんでも巻けます」シェフの鮮やかな手さばきに感動

2021年6月2日 10:00 AM

カテゴリ:レシピ

https://twitter.com/shimane90624493/status/1392134594011402240?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1392134594011402240%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fmaidonanews.jp%2Farticle%2F14361149

イタリア料理店の店主がTwitterに投稿した「このオムレツは大体なんでも巻けます」という動画が126万回以上再生され、注目を集めています。投稿したのは、西荻窪イタリアン イタリア食堂 shimaneko6月20日まで休業中(@shimane90624493)さんこと、店主の大日野公平さん。

小さなフライパンで具を炒めて卵液を流し込み、端から円形になるように生地で具を巻き込んでいく見慣れないスタイルに多くの人が反応しました。リプ欄には「芸術品やんけ……」「何度も観てしまう」と見惚れる声が並ぶ一方、さっそくチャレンジしてみた人たちからはこんなコメントも。

「普段料理を作らない自分ですが、そちらの動画を観て、是非作ってみたいと思いBBQで本日挑戦してみました。結果、スクランブルエッグになりました。笑。子供からは食べない!(笑)と言われたので上手になるよう挑戦し続けたいと思います!」

「動画に感動してチャレンジしてみましたが無惨な姿になってしまいました…!!」

失敗しちゃったと添えられた写真は、たしかに「巻き」が足りていない様子。大日野さんによる「巻きオムレツ」は、周囲が均一の層になっていて、見るだけで卵のフルフルッとした食感が伝わってきます。

スパムと岩下の新生姜の巻きオムレツ(画像提供:大日野さん)
菜の花とホワイトアスパラガスの巻きオムレツ(画像提供:大日野さん)

こんなふうにうまく仕上げるコツは何なのでしょう。また、この「巻きオムレツ」はどうやって生まれたのでしょうか。気になるところを大日野さんにお聞きしました。

──この「巻きオムレツ」のスタイルは大日野さんが考案されたのですか?

イタリア・フィレンツェの老舗トラットリア『ソスタンツァ』のアーティチョークオムレツを参考にしています。以前、ネットでたまたま写真を見つけて作り方をずっと調べていたんですが、なかなか見つからなかったんです。ある日、元料理人の友人が「昔の『料理通信』(料理専門誌)に作り方が載っていたよ」と教えてくれたので、それを元に練習してメニュー化しました。

『料理通信』で紹介されていたのは本家ではなく東京のレストラン『アルベリーニ』さんのナスのオムレツだったと思います。私の店では、菜の花やズッキーニ、キノコ、ほうれん草などを巻いて生ハムをのせてご提供していました。

当時の該当記事は2016年10月号「イタリア惣菜」特集で紹介されていたようです(筆者注)。

──イタリアのお店が発祥だったのですね。やってみたい人が多いと思うので、家庭で再現する際のコツを教えてください。

15cmサイズのフライパンを使うことと、卵と具材の量を動画と同じくらいにすることです。卵は3個分で、塩ひとつまみを加えています。フライパンは必ずテフロン加工のものを。そうじゃないと生地がくっついて綺麗に巻き込めないんですよ。

──「やってみたけどスクランブルエッグになった」というコメントがいくつかありました。スクランブルエッグから「巻きオムレツ」にランクアップさせるにはどうすればいいですか?

フライパンをちゃんと傾けることですね。タオルなどで練習してイメージを掴むのも良いと思います。オムレツをしっかり作れる人なら何回かやればすぐできると思いますよ。最初はよくわからないと思うので、何回かやってみてざっくりした流れを掴んだ後にまた動画をみてまたやってみて……の繰り返しが必要かと思います。

──いろんな具が合うとのことですが、特におすすめのものを教えてください。

ナスも美味しいですし、私は菜の花が巻きやすくて卵と相性も良いので好きです。先日試したスパム缶と岩下の新生姜も良かったですね。具が柔らかかったり細かかったりすると巻きにくいので、それだけ注意して選べばいいかと。皆様がいろいろ試していく中で、より新しいものができればよいと思います。私はこのオムレツの考案者ではないので偉そうなことはいえませんが(笑)。

──動画が126万回以上再生され、いいねは10万以上つきました。

あのオムレツを作る動画はほかになかったため、載せたらいつか伸びると思っていたんです。実はすでに何回も投稿していましたがどうもイマイチで、今回に関しては何も期待せずに深夜にアップしたらこのようなことになって驚いています。100万回も再生されるとは思いもしませんでした。

ソーセージがよかったのか、何でも巻けると書いたところがよかったのか正直よくわかりません。
自分が考案したことではないのにこんなに拡散されて大丈夫かなとは思っています(笑)。アルベリーニさん、料理通信さん、ソスタンツァさんに感謝してますし、誤字で拡散してしまって申し訳なく思っています(投稿されたツイートでは、雑誌とイタリアのお店の名前が間違っていました)。

お店のYouTubeチャンネルには「巻きオムレツ」の作り方全編が載っているので、作ってみたいという方はぜひチェックしてみてください。

取材・文/泡☆盛子

お店は現在休業中ですが、野菜、魚介をふんだんに使った創作イタリア料理が味わえるとのこと。

■お店のインスタグラムはこちら→ https://www.instagram.com/shimaneko915/

何度も動画を見て大日野さんのお話も聞いたので、筆者もすっかり「できる気」になって挑戦してみました。

すでに雲行きがあやしい、筆者が作る巻き(?)オムレツ

ちょうどいいサイズのテフロンフライパンで、タコさんウインナーとブロッコリー(下茹で済み)を炒めてから卵液を流し込み、巻いていきます。くるり、くるりとな……。

巻き(に失敗した)オムレツ、いっちょあがり!

……巻けませんでした。周囲が固まったスクランブルエッグになりました。とほほ。これは難しい! 悔しいのでタオルで練習してくるくる巻けるようになりたいです!

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