「自分が何を買ったのか何一つわからない」道の駅での買い物が話題 美味しい出会い「塩えにょ」って何?
カテゴリ:驚愕
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初めて訪れた土地の「道の駅」で、美味しそうな食材にワクワクしながら買い物して帰るのも旅行の楽しみのひとつです。特産品や土地の有名な海産物などの目を引く食材の横に、見慣れない食材が並んでいることがあります。地元の人が食べているのだろうなと思われる、無造作で地味なパッケージの謎食材。そんな食材をカゴに入れた「すこやかむいむい(@sukoyakamuimui)」さんのツイートが話題になりました。
「『自分が何を買ったのか何一つわからない』とかそんな買い物ある?」
カゴに入れたのは「塩えにょ」「あざみのとう」「さわもだし」です。写真を見ると、食材が入った透明の袋に、説明はなくほぼ名前のみが記載された手作り感あふれるラベルシールのようなものが貼られています。この投稿に2.2万以上の“いいね”がつく反響がありました。
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すこやかむいむいさんが買い物をした場所は、「道の駅おが/なまはげの里 オガーレ」(秋田県男鹿市)です。市民も利用するというオガーレは、男鹿の海で獲れた海産物のほか、地産の加工品や工芸品が売られています。ギンギラの輝きっぷりに目を奪われた魚「スゴエモン」も気になりましたが、すこやかむいむいさんは何か全くわからない食材をカゴに入れました。
「見た瞬間あまりにも聞いたことない響きの商品すぎて笑っちゃったのと、『どうにかできそう』だったから選びました。バックパッカーとして旅をしていると、生魚等の持ち歩きや受取りに制約の大きいものは買うのにためらいがありまして。」
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「旅先で買うものは『かわいいもの』『よくわからないもの』『ローカルなもの』が多いです。土地の名物というよりは、『その土地の人には普通すぎて特産としてアピールもしてないし気にもしてないけれど、他の土地の人は全く見たことのない商品』とか…塩えにょは全ての条件を満たしていました。
すこやかむいむいさんのツイートに、3種類とも「全然わからん!!」と叫ぶ人、食材について解説してくれる人、食べた感想を教えてくれる人など、コメントが殺到しました。
「塩漬けのえにょ(超ローカルな山菜、風味と触感はフキに近い、とても深みのある味)
あざみのとう(あざみの茎、食用に加工済み)
さわもだし(ナラタケ、ナラタケモドキ、オニナラタケ、キツブナラタケなどを総称して『サワモダシ』と呼んでいる)」
リプライの通り「えにょ」は、山地の草地や沢沿い、谷間の斜面に群生するセリ科シシウド属の大型多年草で、エゾニュウのことなんだそう。…と聞いても、やっぱりわかりませんね(笑)。意外と秋田県人でも、3種類全てを知らない人も多いようです。
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コメントを参考に、「さわもだしの納豆汁」と「塩抜きしたえにょの出汁割り醤油かけ&えにょ、さつまあげ、椎茸を炊いたの」を作ったすこやかむいむいさん。どちらもうまうまだったそう。えにょにいたっては「過去食べた山菜で一番うまいかも」と言うほどでした。
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「まだ『あざみのとう』は食べてないのですが、えにょもさわもだしも正直驚くほどおいしかったので、どっちも東北を移動中に見つけたらまた買ってしまうと思います! けっこういろんな調理法に合いそうな食材だったので!」
すこやかむいむいさんは「地獄旅」というタイトルでnoteに過去の旅行記を書いています。有名な観光地をめぐる旅とは一味違った、訪問地の何気ない日常に目を向けて楽しんでいる様子が伝わってくる内容です。すこやかむいむいさんに、旅のポイントを聞きました。
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「人のいなさそうな所、予備知識のない所、その時興味のある分野に関係のある所に行くことが多いです。極端なことを言えば、通勤中に降りたことのない駅で降りた時や、普段歩いてる交差点を逆側に曲がった時、その時点でもう『旅』だと思っています。あと、近距離フェリーか渡し船に乗れる所には優先的に行くようにしています。」
「旅先で買ったものを食べるという行為は、旅の延長というのに留まらず、次の旅や関心につながる行為だとも思っています。秋田や青森の方がえにょやさわもだしの別名や調理法を教えてくれたりした中で、エニョの標準的な和名が『エゾニュウ』であり、『ニュウ』の部分がアイヌ語であった事から本州に残るアイヌ文化の痕跡について気付かされ…こういった事を通じ、次の目的地が決まる事も多いです。」
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「単に名物とか単に珍奇とかではなく『普段は意識してなかったけど、気付いてしまうと妙に心がざわざわしてしまうもの』を今後も探していくと思います。」
そんなすこやかむいむいさんの次の旅は、航空会社・ピーチアビエーションの企画「旅くじ」で出た北海道女満別空港行きの割引券を利用する旅だそうです。
■すこやかむいむいさんの「地獄旅」(note) https://note.com/sukoyakamuimui/
取材・文/太田浩子
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