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3Dプリンターから猫が!? 出力されたかのような姿に大喜利コメント殺到「生命も創造できるのか」

2021年12月23日 10:00 AM

カテゴリ:動物

「最近の3Dプリンタは精度高いなあ」とつぶやき、1枚の写真をツイッターに投稿した大学院生、マサキさん(@Masaki_ponpoko)。そこに写っていたのは、高速で印刷ができる家庭用3Dプリンター……に鎮座する猫ちゃんの姿!

まるで出力された3Dのオブジェクトのような猫ちゃんの姿に、「凄まじい精度だ」「まるで生きているかのよう」と、リプ欄には大喜利のようなコメントが殺到しました。

「欲しい」
「最近の3Dプリンタは生命も創造できるのか」
「ねこがいることで光学式に見える不思議」
「転送装置みたいですね」

3Dプリンターのなかに優雅に鎮座していたのは、投稿者であるマサキさんの同居人、高橋です。さん(@takahashun_t)の愛猫、アルトくん。1歳半になるラグドールの男の子です。なお、アルトくんが部屋にいる時はつねに3Dプリンターは電源が切られているそうですので、どうかご安心を。

近い将来、こんな風にもふもふのリアルなオブジェクトが出力される日が来るかも…という妄想も膨らむ3Dプリンターとアルトくんについて、投稿者のマサキさんにお話を伺いました。

3Dプリンターから出力されたみたいになっていたアルトくん(提供:マサキさん)

ーー写真のアルトくんはどんなタイミングでこの状態になったのですか?

「飼い主が外出中にアルトくんが寂しそうにしていたので、自分の部屋で遊ばせてあげており、目を離した隙にこの状態になっていました。万が一に備えて、アルトくんが部屋にいる時は3Dプリンターの電源を切るようにしているのですが、あまりにもすっぽり収まっていたので驚きました」

最近の3Dプリンタは精度が高い?!(提供:マサキさん)

ーー本当にこんな可愛い立体物が出力できたら…最高ですね。

「こちらのプリンターは家庭用なのですが、家庭用の3Dプリンターは、主にFDM(熱溶解積層方式)とSLA(光造形方式)の2種類に分けられます。写真のEnder−7(Creality社)はFDM方式ですので、プラットフォームの上部にオブジェクトが出力される形になります。もし写真のようにアルトくんの3Dモデルを出力するには、プラットフォームの下部に、オブジェクトが出力されるSLA方式を用いる必要があるのですが、家庭用のSLAではこの造形サイズとモフ感は、今の技術では出せないと思います(笑)」

ラグドールの男の子、アルトくん(提供:マサキさん)

ーー残念です…(笑)。

「ただ、自分が執筆したものではないのですが、3Dプリンターで『毛』を出力する手法を提案している論文もあります」

人生(猫生)の楽しみ方を知る猫師匠、アルトくん(提供:マサキさん)

ーー頼もしいですね!ところで、マサキさんにとってアルトくんはどんな”同居猫”ですか?

「同居人に似て、いつも寝ているかごはんを食べるだけのごろごろのんびり猫ちゃんですが、甘えん坊で人懐っこい一面もあり、研究で疲れた時には気が済むまで『猫吸い』させてくれる頼れる一面もあります。アルトくんや同居人とは、COVID−19期間に入ってから同居を始めましたが、何回も『こうやって生きてもいいのかぁ』と感心しています。人生(猫生?)の楽しみ方を知っている師匠みたいな存在でしょうか」

飼い主の高橋です。さんとくつろぐアルトくん(提供:マサキさん)

ーーそんな猫師匠、アルトくんは撮影後どうなったのでしょう?

「飼い主がリモートで操作する餌やり機の起動音に釣られ、飼い主の部屋にダッシュで戻っていきましたね」

気が済むまで『猫吸い』をどうぞ♡(提供:マサキさん)


 ◇ ◇

出力されたオブジェクトのような姿で3Dプリンターに鎮座していた、青い瞳が美しい猫師匠、アルトくん。これからもその気ままな生き様で、大学院の研究で疲れたマサキさんたちを癒してくださいね。

■アルトくんの写真満載!アルトくんの飼い主「高橋です。」さんのアカウント

■3Dプリンタで「毛」を出力する手法を提案する論文

■マサキさんのInstagram

もふもふの毛並みと青い瞳が美しいアルトくん(提供:マサキさん)

取材・文/はやかわ かな

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