関西から北海道へ!1泊5食のたまらん満腹旅
関西と北海道に共通する魅力は、なんといっても「食」。街にはいたるところに「うまいもん」が溢れていて、舌の肥えた関西人が日々そのデータをアップデート。そんな食通に「これは食べなあかん!」北海道の絶品フードを、大阪のグルメライター・曽束政昭が満腹で幸福な旅へエスコート。それでは・・・レッツトラベル!
関西国際空港から
北海道へひとっ飛び。新千歳空港から電車で40分、
JR札幌駅に到着!
生ウニのクリーミーな旨さに感動!
函館うにむらかみ 日本生命札幌ビル店
到着後、まず目指したのがこちら。本店は函館の卸業「村上商店」で、自社工場から新鮮なウニを直送するため、札幌駅前でも抜群のウニが揃う。特に夏の利尻や礼文などのものは極上の甘みが楽しめる。秋冬は函館近海産や北方四島地区等を用いることも。「生うに丼」はミョウバン不使用の透明感ある味。さらにプックリ弾けるイクラとの「生うにいくら丼」の宝石箱級の美しさもマスト!道産のお米、ふっくりんこ使用のご飯もツヤウマ。名物うにグラタンなどめうつりするばかり。
函館うにむらかみ 日本生命札幌ビル店
TEL:011-290-1000
▶北海道札幌市中央区北3条西4-1-1 日本生命札幌ビル B1
●11:30〜14:00(L.O.13:30) 17:30〜21:30(L.O.20:45)
年末年始休
すすきのの夜は老舗のジンギスカン!
成吉思汗 だるま本店
昭和29年創業の札幌ジンギスカンの元祖。炭火のカンテキの上に鉄鍋をのせ、冷凍ではなくチルドのマトンをのせて焼く。上質の素材ゆえ、クセなくむしろクセになる風味が特色だ。食べ方は、まず脂身とタマネギをのせ、次々と肉を焼いていく。余分な脂が落ち、野菜に旨みが染み渡るのだ。並肉は牛よりも遙かにあっさりで、上肉は脂が甘く肉質も柔らか。秘伝のタレも食べ飽きない。飲んだ後にシメとして食べに来る地元民も多いとは納得。
成吉思汗 だるま本店
TEL:011-552-6013
▶北海道札幌市中央区南五条西4 新宿通り クリスタルビル1F
●17:00~23:00(L.O.22:30)
年末年始休(詳細は公式サイトで要確認)
朝から新鮮そのもの地ネタづくし。
鮨の魚政
ほぼ地物でにぎられるおまかせ10カン。それを目当てに朝から予約がびっしり入る人気店は、札幌中央卸売市場のすぐ傍にある。早朝から中央市場などでネタを仕入れる店主・元沢裕二さんが、その日のネタを次々にぎってくれる。当日はヒラメ、中トロ、帆立など。冬場は全般のネタに脂が乗るという。特に帆立や北寄貝、ボタンエビなど、地元ならではの素材感がたまらない。冬本番ともなればタラ白子などもさらに上々の味に。
鮨の魚政
TEL:011-644-9914
▶北海道札幌市中央区北十二条西20丁目1-20 丸果ビル1F
●6:00~13:00(L.O.12:30)※シャリが無くなり次第終了
日・祝&水曜不定休(市場休みに準ずる)
その深さに心打たれる旨みの多重奏。
カレー食堂 心 札幌本店
翌日の昼はスープカレー。1975年頃に喫茶店で誕生したメニューだが、こちらの店主は洋食出身で、フォンドボーなどフレンチの技法をベースに昆布や魚介のダシもプラス。さらにスリランカのスパイスを駆使し、隠し味には中国山椒の花椒まで用いる。具には希少品種のジャガイモ・北海50号など道産野菜、ライスは契約農家の米・ななつぼしで、ほどよい辛さからお好みで辛さが選べるのも嬉しい。
スープカレー食堂 心 札幌本店
TEL:011-758-8758
▶北海道札幌市北区北十五条西4-2-23 シティハイムN15 1F
●11:30~21:00(L.O.20:30)
無休(12/31、元日休)
旅のシメにも記憶に残る一杯を。
さっぽろ純連(じゅんれん)札幌店
昭和39年創業の名店「さっぽろ純連(じゅんれん)」。キレイな外観に老舗感こそ無かったものの、その香りと味わいに歴史を感じる。豚のゲンコツ100%に秘伝の味噌やスパイスを合わせ、アツアツのラードでフタをするスープが寒い日にたまらない。豚肩ロースやおろし生姜にネギの風味もいい。麺は初代からのレシピで特注した中太ちぢれ。心身とも芯から温もる味の余韻を抱えて帰路に就こう。