SAVVY Editor’s Note

おうちで3分トレッキング #2

2020.4.28 15:34

カテゴリ:おうちで3分トレッキング

山ガールなる言葉が流行りました。
コミック『山と食欲と私』も人気ですね。
(主人公は、山ガールではなく
単独登山女子と言ってますが)
山に行ってみたい、行ったら気持ち良さそう。

でも、道具をそろえたり、
技術を習得したりしなければいけません。
天候にも左右されるし、なかなかリスキーな場所。
(特に今は、Stay Home)

なので、
おうちでトレッキング気分を。準備も計画もいらない、
約3分の妄想登山へ出かけましょう。


シーズン1/穂高連峰

#2
横尾〜涸沢



第1シーズンは、
一番人気の北アルプスのメイン・穂高連峰へ。
高山植物が咲き誇る涸沢カールを経て
日本第3位の高さを誇る奥穂高岳、北穂高岳、涸沢岳へ。
梓川を離れて本格的な登山のはじまる横尾から
一気に標高を上げていきます。
穂高連峰の登山ベース・涸沢までまいりましょう。

横尾大橋から梓川を。
下っていけば、かの河童橋から大正池まで続いています。

屏風の頭(そういう名前なんです)を
ぐるっと回り込むようにして進みます。
井上靖の小説『氷壁』の舞台になったのは、
この屏風の頭の向こう側、前穂高岳ですね。

謎のキノコをみつけました。
キノコの同定は難しい…
しかし、へんな場所にありますね。
森林限界はまだまだ。木々が生い茂る中を進んでいきます。

中間地点の本谷橋に到着。
つり橋を渡ります。冬は雪に埋まるので、
毎年つけて外してを
涸沢の山小屋の人たちがやっています。感謝。

出発の横尾大橋が、約1600m。
目的地の涸沢カールは、約2300m。
だいぶ登ってきました。

カールが見えてきました。
カールとは、雪や氷によって山肌が削られた地形のこと。
登山用語は、ドイツ語が多いです。
ルックザックとかシュラフとか。
最近は英語表記が一般化してきましてけれども。
バックパックとかスリーピングバッグとか。

ナナカマドでしょうか。白い花が健気ですが、
なかなかハードな環境の場所。実はたくましい。

一気に視界が開けました。岩感が増してます。
涸沢まで、あとひと息の登りです。
山は午後から天候が崩れることが多いので
気をつけながら急ぎます。

山行時期は7月下旬ですが、雪がまだ残っています。
滑らないように慎重に。
雪の上は、空気がヒヤっとして、
火照った身体に気持ちいい。

今日の目的地、涸沢の道標が見えました。
この上に、山小屋・涸沢ヒュッテがあります。
ここで一泊。
おつかれさまでした。



次回は、いよいよ3000mの世界へ。

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