大阪で旗揚げ35年、劇団☆新感線展

2015.11.9 11:29

過去の映像、劇団員のコメントや写真、数々の公演で使われた小道具が並ぶ「35年のあゆみ」。中には高橋留美子の原画も

(写真6枚)

大阪芸術大学時代、いのうえひでのりらが劇団☆新感線を立ち上げて35周年。その濃密な歴史を小道具・写真・資料等を通じて紹介する企画展『大☆新感線』が11月7日から大阪で始まった。

舞台写真や小道具など、会場内の床から天井までみっしり展示された「35年のあゆみ」、舞台裏の臨場感を味わえる「楽屋」、最新作『五右衛門VS轟天』の衣裳やアイテムが配置された「GVG」、コスプレで出演者気分になりきれる「撮影コーナー」など、数々のコーナーを通じて、新感線を五感で体感することができるこの企画展。

小道具担当の高橋岳蔵(役者名はインディ高橋)がメモに残した当時の想いや背景にクスッとさせられつつ(ハート付箋には粟根まことのコメントも)、今はなき[扇町ミュージアムスクエア][バナナホール]など関西の文化の発信地で行われた数々の公演チラシに思わず懐かしくなったり・・・例え観ていない公演でも、そのアイテムや背景から役者たちの楽しさが伝わってくるよう!  また、過去に出演した役者たちも東京での企画展には数多く訪れたそうで「みんな懐かしいって楽しんでくれていますね。衣裳や小道具は、私たちから見てもよく出来ているものが多いので、ぜひ近くで楽しんでほしいです。触りたくなるのをガマンしたって声も多かったですね」とは、制作や広報を担当する脇本さん。

扇町ミュージアムスクエア時代のいのうえひでのりさん
扇町ミュージアムスクエア時代のいのうえひでのりさん

入場者には、幻と言われるファンクラブ会報誌「めぐり」の復活版を特別配布。販売コーナーでは過去のDVD、戯曲、35周年記念グッズもあり、ファンにとっては確実にたまらない内容だ。また11月7日~20日まで『新感線動画まつり』が[塚口サンサン劇場]で開催されるので、観たくなった人はそのまま阪急神戸線へ。

『大☆新感線博』

日時:2015年11月7日(土)〜11月15日(日)・10:00〜21:00(入場は閉場30分前)
場所:HEP HALL(梅田HEP FIVE8F)
料金:一般600円、学生400円、小学生以下無料
電話:06-6366-3636

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