神戸のホテルで、淡路島の味覚フェア

2017.7.13 07:00

椚座牛のステーキや、瞬間的に蒸し焼きした鱧をウニ醤油でいただく、「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」の鉄板焼「心」のディナー

(写真3枚)

淡路島南東に位置する、沼島(ぬしま)で獲れる鱧やアジを、フランス料理や鉄板焼きの一品として楽しめる『兵庫のテロワール「五国の味めぐり」第9回淡路フェア』が、「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」(神戸市中央区)でおこなわれており、好評だ。

同ホテルは開業以来、1年を5シーズンに分けて兵庫五国(淡路・摂津・丹波・但馬・播磨)ごとにさまざまな食材を紹介する「地産地消グルメフェア」を開催している。今回の淡路フェアでは、総料理長の田中耕太郎さんが、一本釣りで釣り上げ、大半が東京・築地に出荷されるため関西で味わう機会がほぼない沼島産ののアジに注目した。

ブランド魚「ぬしま鯵」と、皮が薄く身はしっかりとした沼島産の鱧
ブランド魚「ぬしま鯵」と、皮が薄く身はしっかりとした沼島産の鱧

沼島は、南あわじ市土生港から汽船で10分ほどの離島で、豊かな漁場で知られる。この島で一本釣りされるアジは「キアジ」とも呼ばれ、よく太り上品な脂が特徴。が、ほとんど東京に出荷されるため、地元の人でさえほとんど口にできないという。今回のフェアでは、この希少なアジを、揚げ焼きやなめろうのほか、カリッと焼き上げたガレットでもいただける。

レストラン「ル・クール神戸」のディナーメニューから、「淡路椚座牛ロース肉のグリエ 生コショウ香るジュアッシュパルマンティエ添え」と「沼島産キアジのガレット 地元産茄子を添えて」
レストラン「ル・クール神戸」のディナーメニューから、「淡路椚座牛ロース肉のグリエ 生コショウ香るジュアッシュパルマンティエ添え」と「沼島産キアジのガレット 地元産茄子を添えて」

ほかに、料理人の間で注目される椚座牛(くぬぎざぎゅう)や、沼島の鱧やヒジキ、由良のウニなど、総料理長が探し出した極上の淡路食材もスタンバイ。総支配人の檜山和司さんは「兵庫には、神戸牛のほかにも実はこんなにいい食材があるんだということを知っていただく機会になれば」と話す。淡路フェアの特別メニューは、同ホテルの2つのレストランでランチ、ディナーともに楽しめる。ランチ3800円〜(税サ別)、8月31日まで。

取材・文・写真/太田浩子

『兵庫テロワール「五国の味めぐり」第9回淡路フェア』

期間:2017年7月1日(土)〜8月31日(木)
会場:ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド レストラン「ル・クール神戸」・鉄板焼「心」(神戸市中央区波止場町7-2)
時間:ランチ11:30〜14:00LO、ディナー17:30〜21:00LO
料金:レストラン「ル・クール神戸」ランチ3800円〜、ディナー13000円、鉄板焼「心」ランチ4900円、淡路フェアディナー13000円 ※税サ別
電話:078-371-0055(レストラン「ル・クール神戸」)/078-371-6644(鉄板焼「心」)

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