京都駅の新ホテル、飲食店は地元客狙う

2019.1.29 07:00

「TEA & BAR」でいただけるアフタヌーンティー(イメージ)。トレーのビジュアルにもこだわっている

(写真8枚)

JR京都駅近くに、新しいホテル「THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド キョウト)」(京都市下京区)が1月29日オープン。宿泊は富裕層をターゲットとし、インバウンドの利用率55%を目指すが、飲食は地元の人々の需要を狙うという。

「京阪ホテルズ&リゾーツ」(本社:大阪市中央区)が運営し、これまで展開してきた「京都センチュリーホテル」「京都タワーホテル」よりも1ランク上を目指す同ホテル。飲食店は、イタリアン、日本料理、カフェ&バーの3軒を有し、それぞれに工夫を凝らす。

一番利用しやすいカフェ&バー「TEA & BAR」は、店内の半分が自然光が入るカフェスペース、奧がシックなバースペースに。席が空いていれば好みのエリアを利用できるという。カフェでは産地にこだわった日本茶のメニューを豊富にそろえ、ケーキやアフタヌーンティー(予定)をいただける。予算は1200円〜。立地が駅近くとあって、知っておくと重宝しそうだ。

イタリアン「スカーラエ」の「シェフズテーブル」では、調理する姿を目の前で楽しめる
イタリアン「スカーラエ」の「シェフズテーブル」では、調理する姿を目の前で楽しめる

イタリアン「スカーラエ」は、テーブル席と、シェフが目の前で料理を手掛けるカウンター席に分かれ、提供する料理はそれぞれ異なる。テーブル席はランチ3200円〜、ディナー8000円〜。ホテルのイタリアンとして、珍しいカウンター席「シェフズテーブル」は、夜のみの営業となりコース料理1種で14000円。

日本料理「キザハシ」はテーブル席であればランチ4500円〜、夜は8000円〜。また、カウンター席はアラカルト(夜)のみとなり、その日仕入れた食材を見ながら、調理方法を料理人と相談しながらいただくスタイルに。「炭火で炙ったり、天ぷらにしたり、そのときの気分に合わせて、いろんな使い方をしていただければ。系列ホテルとしても新しい試みに挑戦しています」と担当者。

日本料理「キザハシ」の個室。こちらは室料2万円
日本料理「キザハシ」の個室。こちらは室料2万円

イタリアンと日本料理は、「ご家族での利用やビジネスでの需要が高く、個室に力を入れました」と、それぞれ3室あり、動式の壁で広さを変更できる部屋も。また、ブッフェなどは、隣接している「京都センチュリーホテル」で企画し、差別化していく。料金はすべて税・サ別。客室はスタンダード63000円から。

「THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド キョウト)」

2019年1月29日(火)オープン
住所:京都市下京区東塩小路町570
電話:075-354-0100(代表)、075-351-0700(レストラン)

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