注目集める神戸市連載、塩屋で写真展

2019.3.30 07:00

神戸を中心に各所で配布中されているフライヤーより。広げると平民金子の写真作品になっているほか、2千字強の解説文つき。写真は全20種類ありマニアの間では既に争奪戦に

(写真3枚)

「行政の企画なのに攻めてる!」と、SNSでも話題となったエッセイ『ごろごろ、神戸。』の著者による展覧会『平民金子展「ごろごろ、神戸。」もうひとつの世界』が、4月1日より神戸・塩屋の「784JUNCTION CAFE」(神戸市・垂水区)にて開催される。

「ごろごろ、神戸。」は、2015年に神戸に移住してきた文筆家・写真家の平民金子が、神戸市広報課のホームページで2年前より連載しているブログ。「ごろごろ」というのはベビーカーを押す音のことで、子どもや犬を乗せたベビーカーとともに、自身による写真と文章で神戸のさまざまな場所を歩く様子を記録したもの。

お洒落な神戸のイメージとはちょっと異なる味わい深い町の姿を、子育てをする親の目線を通して独自の筆致で紹介する人気連載である。そのなかには、「どうしたら神戸の中華料理屋で映える写真を店主に配慮しながら撮ったらいいのか」「神戸の風景からそっと消えてしまってたもの」など。ユニークな目線を通して、住んでいる人にとっても新たな気づきとなるような内容だ。

「784JUNCTION CAFE」1階の図書ルームでは神戸・元町の書店「1003」のセレクトによる「食の本棚」も展開される
「784JUNCTION CAFE」1階の図書ルームでは神戸・元町の書店「1003」のセレクトによる「食の本棚」も展開される

同展では、神戸で撮りためた膨大な写真、約10篇の詩も展示するほか、全編書き下ろしのZINE「ごろごろ、神戸(B面)」を限定販売。さらに、神戸を語った著書『神戸、書いてどうなるのか』でも知られるロック漫筆家・安田謙一とのトークショーも開催される(キャンセル待ちのみ受付中)。期間は4月30日まで。営業は9時〜18時。

『平民金子展「ごろごろ、神戸。」もうひとつの世界』

期間:2019年年4月1日(月)~4月30日(火・祝)
時間:9:00〜18:00 ※日曜休
会場:784JUNCTION CAFE(神戸市垂水区塩屋町9-14-7)
料金:無料

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