天王寺動物園に中国からジャガーが見参

2019.9.29 10:00

お披露目された「上海動物園」からやってきたジャガー(28日・天王寺動物園)

(写真2枚)

大阪「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)で28日、「上海動物園」からやってきたジャガー(オス・5歳)のお披露目式がおこなわれ、力強いジャガーに来園者から歓声が上がった。

大阪市と上海市は1974年に友好都市提携を結び、その記念に動物交流事業が始められてきた。以来、両市の友好と希少動物の保全、飼育管理の技術交流、情報交換などがおこなわれている。

この日、多くの来園者で人だかりができたジャガー舎。牧慎一郎園長は「ジャガーは検疫の期間があって奥に閉じ込めていたから、一刻も早く出してあげたかった。ぜひ、ご覧になってほしい」と挨拶。

飼育員の掛け声でジャガーがお披露目されると、さっそく用意されたマタタビに直行。ジャガー舎のなかでは洞穴がお気に入りの様子で、そこにおもちゃやエサを運んで遊ぶ姿が見られた。

ジャガーをじっと観察していたみずきちゃん(右)とさえちゃん姉妹(28日・天王寺動物園)

双眼鏡でジャガーをじっと見ていたみずきちゃん(8)とさえちゃん(6)の姉妹は、「学校の遠足で来たことがあるけれど、今日はおばあちゃんに連れてきてもらった。柄が面白くて、遊んでいるとこもかわいかった。おうちでも飼ってみたい」と笑顔。

同日からジャガーの名前を決めるため、飼育員が考えた5つの名前から選ぶ投票もスタート(10月14日まで)。「パワフルだけどおだやか」な性格だというジャガーの名前は、来園者の投票でもっとも人気が高かったものに決定される。

取材・写真/岡田由佳子

「天王寺動物園」

住所:大阪市天王寺区茶臼山町1-108
営業:9:30~17:00(入園は16:00まで) ※月曜休
電話:06-6771-8401

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