淡路島に、島の魅力活かす古民家ピッツァ

2019.12.14 12:00

お店は元牛小屋を改装。古民家は自宅に改装中。この庭の景色はお客様にも大人気。近所の人も「あの家がこんな風になるとは!」と驚いているそう

(写真11枚)

淡路島の五色エリア(兵庫県洲本市)にカリフォルニアから移住したベイリーさん一家が、本格ナポリピッツァが食べられる「BAILEY’S pizzeria & cafe(ベイリーズ・ピッツェリアアンドカフェ)」をオープン。10月にオープンしてから、島内外から客が訪れる人気店となっている。

オーナーのベイリーさんは2018年、カリフォルニアから淡路島の自然豊かな環境や人々の暮らし方に心惹かれて移住。趣味のピッツァ作りが高じて、イタリアのナポリで修業までしたピッツァが主役の店に。客層は、長靴姿で農作業の休憩がてら来る近所の常連さんから、明石大橋の向こうから高級車で乗りつける人まで幅広い。

店舗は、地元の職人さんと一緒に古民家と牛小屋の木のぬくもりは残してリノベーション。日本らしい庭園と、窓から広がる田園風景を楽しむことができ、「この景色でこの味」と客足が絶えない日々が続く。特に週末は予約が必要なほど人気となった。

ピッツァの本場、イタリアのトップメーカーから取り寄せた窯で作る
ピッツァの本場、イタリアのトップメーカーから取り寄せた窯で作る

窯で焼き上げるピッツァの生地はふんわりで、もっちり。しらすや玉ネギなど使っている食材は淡路島のものが多くを占め、新鮮な野菜や果物が直接農家さんから届く。「手塩にかけて作られた野菜で、一度食べたら忘れられない。そんな記憶に残るようなピッツァを作りたい」と、ベイリーさんは笑顔で話してくれた。

マルゲリータと淡路産しらすのマリナーラのハーフ&ハーフ。平日限定のスペシャルランチセットで楽しめる
マルゲリータと淡路産しらすのマリナーラのハーフ&ハーフ。平日限定のスペシャルランチセットで楽しめる

平日はピッツァのハーフ&ハーフが楽しめるスペシャルランチセット(1500円)とアラカルトのピッツァ(900円~)など。週末はランチセットはないが、限定ピッツァが登場する(メニューは日によって変更、全て税別)。妻のあかねさんが焼く本場アメリカンクッキーもデザートメニューに並ぶ。営業時間は、平日11時から15時まで、土日祝は17時まで。

取材・写真/時友真理子

「BAILEY'S pizzeria & cafe」

2019年10月10日(木)オープン
住所:兵庫県洲本市鳥飼浦1506
営業:平日11:00〜15:00(土日祝は〜17:00)・火・水曜休
電話:0799-30-4550

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