若手工芸作家による豆皿、新たな奈良土産として期待

陶磁、ガラス、金工、木工の29名の若手作家が奈良の世界遺産、奈良の春をテーマに作成した豆皿(3月30日・奈良市)
近年、特集本が出版されるなど注目を集め、食卓を彩るフォトジェニックな食器としてSNSでも人気が高い「豆皿」。4月1日にオープンした「奈良蔦屋書店」(奈良市)で、奈良を中心とした若手工芸作家29名による奈良の春や世界遺産をモチーフにした「豆皿」(約2000枚)が展示販売されている。
『奈良 蔦屋書店』のオープン記念として企画されたこの『奈良の豆皿 世界遺産編』は、工芸の総合商社として若手工芸家を支援する『工藝舎』(奈良市)がプロデュースしたもの。代表の堀部伸也さんは同展を、「作家が自身の視点と感性で奈良を感じるものを製作しました」と説明する。
鹿、大仏、桜(八重桜、吉野山の桜)、いちご(あすかルビー)などの奈良らしいモチーフが、陶磁、ガラス、金工、木工の各作家の手により、個性的な豆皿として姿を変えた。価格帯は、1枚2000~3000円前後のものが多く、新たな奈良土産としても期待を背負う。
今後も工藝舎は同書店と協働し、6月・9月・1月と企画展を予定。6月には作家を一新し、奈良の天平文様をテーマに制作した豆皿(約1500枚)と奈良の伝統工芸である「奈良団扇」が展示される予定だ。
堀部さんは、「天平文化が花開いた平城京からの技術は、現代の伝統工芸に伝承され、その根源は奈良に息づいています。地元住民や県内外の人々を視野に入れ、新時代のはじまりにふさわしい工芸作品の集積を図り、これからの奈良の文化のひとつとして醸成していきたい。そして奈良県全体の魅力を再発信していきたい」と力を込めた。
『奈良の豆皿 世界遺産編』は19日まで(8時〜23時)。これら豆皿は同展終了後も、工藝舎のギャラリーやネットショップ、ギャラリー巡回、現代工芸フェア『ちんゆいそだてぐさ』などで販売される。
取材・文・写真/いずみゆか
『奈良の豆皿 世界遺産編』
「合同会社工藝舎」
住所:奈良市高天町45-5
営業:11:00~17:00(金土日祝のみ)
電話:0743-59-1355
「奈良 蔦屋書店」
住所:奈良市三条大路1-691-1
営業:8:00〜23:00(コロナ感染拡大防止対策中は〜20:00)
電話:0742-35-0600
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