日本文化の神髄を示す「皇室の名宝」展、開催は京都のみ

飛香舎襖 江戸時代・19世紀、宮内庁京都事務所、通期展示(この2面は前期展示・10/10~11/1)、紙本著色
2019年5月に天皇陛下が即位され、元号が「令和」に改まった。新たな世の始まりをことほぎ、皇室に受け継がれてきた名宝の数々を紹介する展覧会『皇室の名宝』が、10月10日より「京都国立博物館」(京都市東山区)でおこなわれる。
宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品約80件を中心に、約100件の宝物が紹介される本展。出展物は、絵画、書籍、衣装、調度など多岐にわたり、連綿と受け継がれてきた日本文化の神髄を堪能できる。
なかでも江戸時代の画家・伊藤若冲の代表作《旭日鳳凰図》と《動植綵絵》(8点)や、京都御所・飛香舎のしつらいが100年以上の時を超えてよみがえるのは大きな見どころだ。
また、令和の大嘗の儀を飾った悠紀・主基屏風(新天皇が即位後におこなう大嘗祭に、穀物等の神饌を献じる悠紀地方、主基地方の四季の情景を描き、両地方を詠み込む風俗歌の色紙形を添えた屏風。令和度の悠紀地方は栃木県、主基地方は京都府)も必見である。
今年は新型コロナが猛威を振るい、多くの人にとってガマンの1年となっている。しかし、こんな時だからこそ自らの足もとを見つめ直し、進むべき道を考えるべきだ。本展がその足掛かりとなるのでは。なお本展は京都のみの開催で巡回はない。また新型コロナ対策として事前予約制(日時指定券)となっている。詳細は公式サイトで確認を。期間は11月23日まで、料金は一般1800円。
文/小吹隆文(美術ライター)
『御即位記念 特別展 皇室の名宝』
期間:2020年10月10日(土)~11月23日(祝・月)※月曜休(11/23は開館)
時間:9:30~18:00
会場:京都国立博物館(京都市東山区茶屋町527)
料金:一般1800円、大学生1200円、高校生700円 ※公式サイトより事前予約制(日時指定券)
電話:075-525-2473(テレホンサービス)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
春の京都宇治は茶摘み、桜まつり…イベントたくさん[PR]
NEW 2025.3.10 15:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
NEW 2025.3.10 14:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.3.7 15:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.7 14:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.7 14:00 -
今が旬!大阪難波であまおう苺のアフタヌーンティー[PR]
2025.3.6 17:00 -
万博まで待てない!神戸でサウジアラビアパビリオンを体験[PR]
2025.3.6 12:00 -
万博内2番目に大きなパビリオン!サウジが難波に[PR]
2025.3.5 17:00 -
高速料金が乗り放題でお得!ぐるっとドライブパス[PR]
2025.3.1 10:00 -
うめきたの最新グルメ、Meetsが完全攻略![PR]
2025.3.1 09:00 -
牛ロースや鮑…梅田のホテルで贅沢約60種食べ放題[PR]
2025.2.28 17:00 -
人気スポットと楽しむ京都宇治のランチ6選[PR]
2025.2.28 12:00 -
ラグビー観戦の団結感…対バンライブに似てる!?[PR]
2025.2.26 20:00 -
名物グルメがギュッと!福井の人気駅弁6選[PR]
2025.2.26 17:00 -
甘みが格別!「淡路島玉ねぎ」スープ缶詰作り体験へ[PR]
2025.2.26 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.2.26 11:00 -
関西からの春旅は「徳島・鳴門」が近くて新しい![PR]
2025.2.22 08:00 -
大阪・関西万博の注目ニュースまとめ【2025年最新版】
2025.2.18 11:00 -
初心者大歓迎! 大阪の人気カフェでお金を学ぼう[PR]
2025.2.12 08:00 -
恐竜王国福井で、7つの恐竜ミッションにチャレンジ[PR]
2025.2.10 12:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2024最新版
2025.2.1 14:00