神戸で噂のチョコレートブランド、ついにショップをオープン

2021.2.1 12:15

「生産者の情報やこだわりの食材のエピソードをチョコレートとともに持ち帰っていただけたら」と丈池さん

(写真11枚)

これまで店舗がなく、入手困難だったチョコレートブランドが、神戸・花隈にアトリエショップ「JHOICE laboratory(ジョイス ラボラトリー)」(神戸市中央区)を1月7日にオープン。口コミとSNSで徐々に人気を高めていっている。

パティスリーやホテル、レストランでパティシエ・ショコラティエとして経験を積んだ丈池武志さん。生産者がこだわり抜いて作られた産物をチョコレートを通じて伝え繋げていく事をコンセプトに、ショコラティエに専念することに。

2018年からチョコレートブランド「ジョイス」を立ち上げ、希少なカカオと日本の食材を組み合わせる独特なチョコレートを生み出してファンを着実に増やしていたものの、これまではイベントや催事、一部のショップでメニューとして提供するのみ。食通の間で話題となり、お客からのリクエストが増え、既存のアトリエでは対応できなくなったことから、今回の花隈のアトリエと出合ったことから、ショップをオープンした。

インダストリアルな店内には、打ちっ放しのコンクリートと鉄をベースにしたインテリア、オーダーメイドのショーケースを配置。すべて手作業でひと粒ずつ作るボンボンショコラを、丁寧に訪問客に紹介し、生産者のこだわりや素材の魅力について、直接伝えていきたいのだそう。

使用する食材は、丈池さんが生まれ育った徳島県の柚子や番茶、神戸の野菜やフルーツなど、いずれも生産者さんを訪ねて、納得したもののみ。それらをベトナムやコロンビアなどそれぞれに合ったカカオの産地を組み合わせてボンボンショコラを生み出していく。

「六甲味噌」の白味噌とウッディな香りをまとったベネズエラ産カカオの組み合わせたキャラメルガナッシュ、徳島県相生地域の阿波番茶・相生番茶とコロンビア産カカオのガナッシュなど、ここでしか味わえないフレーバーがそろう(1粒300円〜、2月14日まではセット商品のみ)。

また、ミネラルを多く含むてんさい糖で、糖度を低く抑え、シェルチョコレートの薄さやフィリングの水分量、みずみずしさも意識。そのため、賞味期限は約1週間と短いがが、だからこそのフレッシュな味わいとなっている。

ショップでは焼き菓子なども販売し、今後はソムリエを招いて、ワインとショコラのマリーアージュを楽しむコラボイベントなども開催予定。神戸高速鉄道花隈駅から徒歩約3分、木〜土曜のみオープンし、営業時間は12時〜18時。

取材・文・写真/いなだみほ

「JHOICE laboratory」

住所:神戸市中央区花隈町5-21 1F
営業:木・金・土曜12:00~18:00 日~水曜休み
電話:078-335-5980

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