夫婦それぞれが主役、昼は焼き菓子・夜はお気軽フレンチに

2021.4.12 07:15

ショーケースの中には、智子さんが作る焼き菓子が並ぶ

(写真13枚)

大阪・本町丼池筋にオープンした、焼き菓子店&カジュアルフレンチ「余白」(大阪市中央区)。夫婦それぞれが主役となり、昼と夜でスタイルが一変する。

2月にオープンした同店を切り盛りするのは、料理人・荒川陽児さんとパティシエールの智子さんの夫婦。ふたりの得意なジャンルを活かすため、昼は智子さんが主役の焼き菓子店、夜は陽児さんが腕をふるうアラカルトとお酒のレストランとして展開する。

もともとは一緒にフレンチレストランも考えていたそうだが、コロナ禍でもっと気軽に楽しめる食を提案することに。「界隈にはお手頃価格のランチが多いので、昼は食後のデザートとして焼き菓子をテイクアウトしてもらえたら。夜もアラカルトならサクッとご利用いただきやすいかと」と智子さん。

ショーケースに並ぶのは、外側が香ばしく中はねっちりとした食感のカヌレ、北海道産の発酵バターをたっぷり使用したガレット・ブルトンヌ、焦がしバターの香るフィナンシェ、ヘーゼルナッツとチョコレートのケーキなど、約15種類。サブレは1枚100円で、京都のスペシャルティコーヒー専門店のコーヒーとともにイートインも可能だ。

「ウフマヨ」530円。半熟ゆで卵をエシャロット、ハーブ、ワインビネガー、白ワインなどをブレンドした自家製ムースリーヌで。発酵菊芋と菊芋の味噌漬け、赤玉ネギ、クランベリー、ポップマスタードを合わせて

夕方4時からは、北海道出身の陽児さんが、東京・パリのフレンチやイタリアンで約10年の経験を活かす。発酵にこだわるぬか漬けの盛り合わせ(900円)、シェフの出身地である北海道から取り寄せるチーズ盛り合わせ、さらには白味噌やわさびなど和食の要素も取り入れたフレンチなど。常時6~7種取り揃えるグラスワインや約8種の日本酒も準備する。

焼き菓子のテイクアウト販売はディナータイムも引き続き継続。営業はカフェ営業が昼12時からで、夕方4時にレストラン営業に切り替わり夜9時まで。大阪メトロ本町駅から徒歩約4分。

取材・文・写真/いなだみほ

「余白」

2021年2月20日(土)オープン
住所:大阪市中央区久太郎町3-1-22 oskビル1F
営業:12:00~16:00、16:00~21:00(アルコールの提供は20:30まで)*通常営業は17:30~24:00 日・月曜休み
電話:080-5537-4904

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