「飯テロだ〜!」サイゼ大好きイタリア人、配信でレシピ再現

2021.8.12 17:15

フィセルを使った「熟成サラミサンド」を食べるマッシさん(提供:note)

(写真7枚)

イタリア出身で日本在住の通訳士・マッシさんが今年5月、「サイゼリヤは本当に最強すぎ」とイタリアンレストラン「サイゼリヤ」のメニューをより堪能するための食べ方をツイートし、16.3万いいねを獲得するなどSNSで大きな話題に。その反響からサイゼリヤが完全協力、レシピを再現するイベントがYouTubeにて8月11日に配信された。

ことの発端は、マッシさんがnoteにまとめた『サイゼリヤ完全攻略マニュアル』。パルマ風スパゲッティやマルゲリータ、フィセル(細長いパン)をイタリア式にアレンジしたレシピを公開し、それを見て真似る人が続出。今回の配信に繋がったという。

◇ 調味料を使って自分好みにカスタム

マッシさんいわく、アレンジのポイントは店内に常備されているバラエティに富んだ調味料。コクをプラスできるエクストラ・バージン・オリーブオイルや、ミルキーな旨みを追加できるグランモラビアチーズ(粉チーズ)、そして唐辛子フレーク、オリジナルホットソース、シチリア産海塩などさまざまな調味料があり、その使い方次第で料理のポテンシャルをぐぐっと引き出すことができるのだ。

イベントでは、フィセルを使った「熟成サラミサンド」「モッツァレラチーズ&トマト&プロシュートサンド」「パッパ アル ポモドーロ」、パルメザンチーズをたっぷりかけてふわっと空気を含めながら混ぜる「パルマ風スパゲッティ」、生ハムをバラのように乗せることで香りを楽しむ「プロシュートのピザ」、カリッとポテトとチーズを挟む「カルツォーネ」(サイゼ側は1番の衝撃だったそう)、イタリアからの直輸入でまさに現地の味だという「イタリアンプリン」と、記事でも紹介されていたマッシ流の7品を再現。

カリッとポテトとチーズを挟む「カルツォーネ」について解説するマッシさん(提供:note)

「日本人はパンを焼きそばパンのように上から切る人が多いけど、横から切って具材を挟むんです」など、ひとつひとつ解説しながら作っていくマッシさんに、コメント欄では「おいしそう〜!」「飯テロだ」「写真より塩やオリーブオイルの量がわかりやすかった」「パンは横から切る・・・メモメモ」「フィセルを噛む音たまらん・・・!」など感想があがっていた。

イベントに参加した「サイゼリヤ」の執行役員店舗運営本部長・高木さんは、チーズやオイルをかけまくるマッシさんを見ながら「結構かけますね〜(笑)」と驚きつつも、「でも調味料を好きなだけ使っていただけるとうれしいですね。アレンジして、よりおいしく食べようとしてくれるお客さまがいると、置いておく価値がある」と話し、「マッシさんがサイゼリヤをすごく好きだという気持ちが感じられてうれしい」と喜んだ。

◇ラルドやプロシュットコット…企画段階のメニューが登場

後半は、サイゼリヤが現在企画段階のメニュー(秋頃デビューを予定)をマッシさんに試食してもらうことに。コロナ禍で世界中で需要が減っているという「ラルド」(豚の背脂を塩漬け、または燻製にしたもの)や、イタリアでは日常的に食べるという「プロシュットコット」(日本ではイタリア産、またはイタリア式の燻製しない生ハムを指す)などを紹介し、コメント欄では「早く食べたい!」「どんな味するんだろ、楽しみすぎる」など盛り上がった。

マッシさんは、「サイゼリヤでこのマニュアルを見ながらカスタマイズをするだけで、イタリアでの時間を過ごせる。このご時世、自由に動きづらいけど、あなたのすぐそばのお店でちょっとの工夫だけで海外旅行の気分を味わえたら贅沢気分だ。このマニュアルを通して少しでもみなさんの生活が豊かになればとてもうれしい」とコメント。この模様は『note』のYouTubeチャンネルにてアーカイブ配信される。

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