串カツのミシュラン姉妹店が神戸に、1800円のランチが満点

2022.6.11 12:15

バラエティ豊かな串揚げがコース形式で味わえる「スペシャルコース」(1800円)

(写真8枚)

阪急神戸三宮駅直結の食堂街「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」(神戸市中央区)に、ミシュラン1つ星を獲得した串カツレストランの姉妹店「串揚げキッチンだん」があると聞いて、ランチタイムに行ってきた。

2021年4月に開業した同店は、北新地などに店舗を構える串カツの名店「串カツ凡」の姉妹店。職人が串カツにかける思いや技術はそのままに、「より串カツを身近に楽しめるように」というテーマのもと誕生した。

そして、そんな「気軽さ」を身をもって体感できるポイントというのが同店のランチメニューにあるというので、今回は3つあるコースのうち、中央にあった人気の串揚げ10本の「スペシャルコース」(1800円)を選択。

賑やかな通りをのぞむ、落ち着いた店内

ビールで乾杯して、最初に揚げられたのは季節の魚「スズキ」。薄い衣はサクッ、身はふわふわで、しっかりと油切りされているので軽くいただける。塩、ウスターソース、からしソース、だし醤油が用意され、置かれた串の向きでおすすめを教えてくれる。

その後も、素材の味をシンプルに楽しむ「淡路島産玉ねぎ」「海老」「アスパラ」などの定番串から、季節食材をつかった創作串までがバランスよく出されて、ついついお酒が進んでしまった。創作串のなかには、「ミンチカツバーガー」という変わり種もあり、見た目も楽しいうえにコースの流れに変化を楽しめた。

店主の森修一さんは、「メニューは毎月変えています。だんの全社員が、毎月1回提案をして、そのなかから店長と料理長が相談して決めるんです。月毎に違った串が楽しめるので、それを楽しみに通ってくださるお客さまもいらっしゃいます」と話す。

軽い衣のおかげか、10串食べた後にも関わらず「もう少し食べたい!」といった具合だったので、今回は店長オススメの「本マグロ寿司揚げ」をコースに追加。揚げた赤酢のしゃりに、東京中央卸売市場の仲卸業者として有名な「やま幸」から仕入れた確かなマグロが乗るというオリジナル料理で、しゃりの柔らかな食感とサクッと揚がった衣の相性がおもしろく、「おかわり」と言いたいとこであった。

おろしポン酢の味付け部分は、その時々で変わる「本マグロ寿司揚げ」

串揚げ店は夜営業が多いなかで、食べるスピードに合わせて1本ずつ目の前で揚げてくれるコースがランチで味わえるのは珍しく、1800円というコストパフォーマンスの効いた価格にも納得。ほかにも、1200円の7本コースや、特選素材が多く含まれる2800円の13本コースもあるので、好みや調子に合わせて選べそうだ。ランチ営業は朝11時〜昼15時。

取材・文・写真/太田浩子

串揚げキッチンだん

住所:兵庫県神戸市中央区加納町4-2-1
営業:平日11:00~15:00/17:00~22:00
   土日祝日11:00~15:00/16:00~22:30

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