なんでこんな姿に…26万人驚愕の「乾燥生姜」正しい作り方は?

2023.1.22 09:15

輪切りにした生姜を並べ(左)、11時間放置すると変わり果てた姿に…(右)

(写真5枚)

寒さが厳しいこの季節、手足の冷え性に悩まされている人も多いのでは。ツイッターではその1人、滋賀県在住の管理栄養士・あいり*SR400(@airi_sr400)さん作の「乾燥生姜」が大きな話題となった。

投稿されたのは、輪切りの生姜が並ぶ写真と、同じものだったとは思えないほど縮んでしまった生姜(だったはずのもの)の写真・・・。「生姜はちみつ湯にして毎朝飲もうと考えていました」と話すあいり*SR400さんによると、蒸した後にベランダで11時間ほど乾燥させたところ、気づいたときにはこの姿だったという。

この見事なまでのビフォーアフターに、当該ツイートには「タイムラプスで見てみたい」「あっぱれな収縮率」「ちジンジャーいましたね」などのリプライや26万以上のいいね(1月20日現在)が集まった。

■まさかすぎる・・・これで「大正解」!?

では一体、どのように乾燥させれば良かったのか。和歌山しょうがの加工品を製造・販売する「紀州甘辛屋」(和歌山市)の中嶋尚美さんに訊くと、「これで大正解ですよ!私どもにすれば当たり前の光景だったので、みなさんが驚いていることに驚きました(笑)」と意外な返事が。

さらに「私は普段、『生姜は乾燥させると20分の1くらいになるよ』とお客さんに伝えているくらいで。かなり縮むんです」と話す。作り方についても「乾燥していればどのような作り方でもオッケー」とのことだが、今回は同店で販売中の「乾燥生姜パウダー」のレシピを教えてもらった。

同店で販売中の「乾燥生姜パウダー」。ここまで粉末にできればうがいにも使えるとか

■ポイントは、「パウダー状」

1)もっとも香りが強い、皮のあたりを厚めにむく
2)1~2日ほど天日干しする(目安は、手で触ると簡単に折れるくらい)
3)100度のオーブンで、30分じっくりと加熱する
4)ミルなどを使って、粉末状にする
最後の工程がカギとのことで「乾燥させてそのまま使われる方もいらっしゃると思いますが、パウダーにすることで香りも広がりますし、一気に使い勝手が良くなります」と、中嶋さん。

使い方は「この季節だと、温めた甘酒に少し入れるだけで体がポカポカしますよ。生姜の香りがアクセントになっておいしいです。ほかにも、意外ですが生姜は乳製品と相性が良いので、ホットミルクはもちろん、ポタージュスープなんかに入れるのもおすすめです」とのこと。

また「かなり凝縮されたものなので、味がだいぶ濃いです。少なめから調整していって、好みの量を見つけていただければ」とのアドバイスも。そのほか、しっかりと粉末にしてうがい水に溶かすと喉の潤いアップにも役立つという。手軽に作れてこの時期に大活躍する乾燥生姜、一度挑戦してみては?

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