神戸「スマスイ」跡にできる新水族館、シャチが来るって本当?

2023.4.27 07:00

2024年春にオープンする「神戸須磨シーワールド」(画像はイメージ)

(写真5枚)

2024年のリニューアルオープンを目指して、現在整備が進められている「神戸須磨シーワールド」(神戸市須磨区)。全貌が明らかとなった。

5月31日に閉園する「スマスイ」こと「須磨海浜水族園」の跡地にできる同水族館。魚類展示エリアに加え、海獣類やペンギン、カメといった生き物に出会える「アクアライブ」、横幅10m以上の水槽が設けられ、イルカを間近に感じることにできる「イルカスタディアム」、そして世界初のシャチに関する教育ゾーンも設置する「オルカスタディアム」の3棟から成る。

シャチの飼育が実現すると、「鴨川シーワールド」(千葉県)や「名古屋水族館」(名古屋市)についで、西日本で唯一「シャチが見られる水族館」になる(飼育数などは未定)。だが、実際のところシャチは捕獲や輸入の規制が多く、野生個体の導入は難しい状況。なので、同館では新たに人工繁殖などに取り組むための「神戸保全繁殖センター」が設立され、「鴨川シーワールド」での実績も踏まえながら飼育方法を模索していくという。

最新の機材や展示手法を用いたライブ型展示をおこなう「アクアライブ」

ちなみに料金は市営から民設民営の施設となるため、基本料金は大人3100円、中学生以下の子ども1800円、3歳以下は無料に。大人700円、小人300円という「須磨海浜水族館」の入園料と比べると少々値が張るが、神戸市は「再整備の実施にあたっては、民間のノウハウと資金を活用し、少ない財政負担でより魅力的な水族館を実現する」とコメントしている。

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