働くスタッフも虜に、奈良公園内の新ホテルは「食」もスゴい

「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル奈良」のメインダイニング「翠葉(すいよう)」では奈良の食材や日本古来の食文化を味わえる
8月29日、奈良公園の西エリアに「紫翠(しすい)ラグジュアリーコレクションホテル奈良」(奈良県奈良市)が開業した。実は同ホテル、全43室とスモールホテルではあるものの、「食」へは並々ならぬこだわりがあるんだとか。
■ 装飾をせずとも「良い」空間
1922年に建造された「奈良県知事公舎」をリノベーションしたホテルメイン棟。元客間は、ダイニング「翠葉(すいよう)」として見事に生まれ変わった。四季折々の姿を見せる庭園に囲まれた空間には、日本で生まれた絵画や器などの美しい作品が飾られている。

ちなみに、ここでは奈良の食材をふんだんに使った料理が堪能できる。例えば「朝食」は、「膳」のスタイルで盛り付けられているが、あえて特別華美な演出をしないことが「正解」だということが一目見ても分かるだろう。
■ 蔵のなかで味わう「イノベーティブな鮨」
そして、かつて蔵として使われていた空間にカウンターバーを設け、作られたのは鮨&BAR「正倉」。照明を落とした店内はシックで大人な雰囲気だが、ここでも歴史が生み出す重厚感が「和の心」に響き、自然と背筋が伸びてくる。

和食料理長の平山和樹さんは、「これまで日本料理の領域でずっと勉強してきた自身の経験と、フランスで長きに渡り修行してきた洋食シェフの経験を掛け合わせて作り上げた献立で、単なる『創作料理』ではありません。ここでしか味わえないものを召し上がっていただきたい」と語る。
■ 働くものさえも虜にする、ホテルの魅力
ほかにも、宿泊客以外も利用できる茶寮「世世」は、室町時代に建てられた「世尊院」の転身だったりと、同ホテルの建物、美術品、料理、シェフ・・・どこを切り取っても「ただの作り物」ではなく、長い歴史を持ったものにしか出せない味わいの深さがある。そして、そんな魅力は働くものさえも虜にするよう。

ホテル内を案内してくれた吉村直行さんは、「この素晴らしい空間で、とにかく一度召し上がっていただきたい。ホテル内のどこを見ても、ここまで歴史のある空間はなかなかありません。自分自身も本当に感動したので」と、ホテル業界での長い経験がありながらもこう語っていた。
ホテル・各レストランの詳細は公式サイトにて。
取材・文・写真/其田雪花
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