大阪のミシュラン和食店がコラボ、京都高島屋に「もち菓子」店

2023.10.16 14:00

醤油のパウダーを使うことで洋菓子のような風味になる「渋かわ栗」(270円)

(写真5枚)

大阪・本町の和食店「弧柳」と大阪・西天満の和食店「老松喜多川」がタッグを組んで誕生した和菓子店「もち菓子 御松」が、10月17日開業の「京都高島屋S.C.」内にオープン。オリジナルのおやき「御松焼」やおはぎなどの餅菓子がテイクアウトで楽しめる。

今回和菓子店としてタッグを組んだのは、「弧柳」の松尾慎太郎氏と「老松喜多川」の喜多川達氏。両店ともに『ミシュランガイド』で星を獲得した経歴を持ち、日本料理界きっての名店として知られている。かねてからオーナーシェフ同士で親交があったことで、同店をオープンすることになったという。

そんな名シェフ2人が手がけたのは、オリジナルの和菓子「御松焼(おまつやき)」。御松焼は餡入りの餅をこんがり焼いたおやきで、アクセントに麦芽糖を使った「あずき」(270円)、ゴロゴロと大きな黒豆餡に隠し味にバターを入れた「くろまめ」(270円)、醤油のパウダーを使うことで洋菓子のような風味になる「渋かわ栗」(270円)の3種類がスタンバイ。

滑らかな舌触りの餅と上品な甘さの餡、アクセントとなる食材が絶妙で、これまで食べたことのない「おやき」に仕上がっている。京都の手土産の新定番として人気となりそうだ。

「京都高島屋S.C.」T8の地下1階の「もち菓子 御松」

同店の担当者は、「料理のテイストを入れた和食店のお菓子です。餅にバターや醤油を練り込むというのは、料理人ならではの発想。今は定番3種類とおはぎ1種類ですが、これからは季節の商品なども作っていきたい。和菓子店とは異なるお菓子を楽しんでもらえたら」と話す。

場所は「京都高島屋S.C.」内の専門店街「T8」地下1階。営業時間は朝10時〜夜8時。

取材・文・写真/野村真帆

「もち菓子御松」

2023年10月17日(火)オープン
住所:京都市下京区四条通寺町東入ル二丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.B1F
営業:10:00〜20:00
電話:070-2427-9508

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