京都伊勢丹の「チョコ祭典」、若手バイヤーが新たな取り組み

2024.1.17 11:30

チョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ 2024』の催事場

(写真7枚)

百貨店「ジェイアール京都伊勢丹」(京都市下京区)では1月17日より、チョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ 2024』がスタート。世界中から選りすぐりのチョコレートはもちろん、今年はオランジェットや焼き菓子にも注目したい。

今回で19回目となる、同百貨店でお馴染みのイベント。今回は海外から直輸入したチョコレートをはじめ、初出店の14ブランドを含む、全105ブランドが揃う。

売場を見て回ると、「オランジェット(※)」「サブレ」といったポップが付いた店舗も。担当バイヤーのひとり、目片友貴さんは「ボンボンショコラやいわゆる板チョコのタブレットなどは王道としてあったのですが、ここ最近オランジェットと焼き菓子系に力を入れるという傾向があるみたいで。今回2点ピックアップさせていただきました」と、約20店舗が参加している。

目片さんは20代の若手。2〜3年前は会場内にサブレなどは数種類ほどだったといい、「『サロン・デュ・ショコラ』は、僕が入社する前からの歴代のバイヤーさんたちが繋いでいただいたもの。土台は継承しつつこだわったのは『シェフの最新をお客さまに伝える』ということです。そこが今回のオランジェットやサブレに繋がってきています」と明かす。

フランスの「ビスキュイトゥリー・サンゲノレ」。かわいらしいパッケージにクッキーを詰め合わせ。200g2538円など

目片さんのオススメは、フランスの「ビスキュイトゥリー・サンゲノレ」のサブレ。ブルターニュ地方のバターをたっぷり使ったサブレにパッケージのかわいさが相まって、口コミで年々人気を伸ばしている。オランジェットは奈良県の「ガトー・ド・ボワ」がイチオシ。スペイン産のバレンシアを使用し、ブレンドしたビターチョコレートに負けない香りが楽しめる逸品だ。

第2弾(2月1日〜)からは一部店舗の入れ替えがあり、猫やポケットモンスターをあしらったかわいらしいパッケージのものが多数登場。同百貨店の傾向として、1月は自分用や推しのシェフのもの、2月はバレンタインを意識したプレゼントの購入と、趣向が変わるという背景からだという。アルコールを使ったチョコレートも2月に集中して出品する。

トップショコラティエの一粒が詰め合わさった限定の「セレクションボックス」はオンライン先行販売で店頭販売は1月25日からと、一部商品は公式サイトでの事前注文が必要(店頭での受け取り、オンラインで完売の場合は店頭販売なし)。開催期間は1月17日〜2月14日(一部店舗変更あり)、「ジェイアール京都伊勢丹」10階の催物場にて。

(※)柑橘類の皮を砂糖漬けにしたものにチョコレートをコーティングした菓子

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