中川大志、15年目の役者人生も「常にエネルギー源はお客さん」

2024.5.3 20:00

演劇ユニット「地球ゴージャス」の最新作『儚き光のラプソディ』に出演する中川大志

(写真7枚)

◆「なぜ自分はここに集められたのか?」

──具体的に「地球ゴージャス」のどこに惹かれたんですか? 高校生のときに書かれたブログには「いつかこの舞台に立ちたい」とあったんだとか。

書いたこと自体忘れていたのですが、情報解禁になってファンの方が見つけてくれました(笑)。でもそこにある言葉は事実で、嫉妬しちゃったんですよね。同じ仕事をしている身として、「なんて楽しそうなんだろう」と思っちゃうくらい、お客さんとのつながりが強くて、団結力にエネルギーを感じました。

当時の心境は、「嫉妬」が説明するには一番合っている気がするし、当時は「ここに来たらこの人たちに会えるんだ、ずっとこの人たちを観ていたい」みたいな気持ちになっていました(笑)。

岸谷と寺脇の印象は「とにかく仲が良い(笑)ニヤニヤしてしまう」と中川、そして「そんな部分がカンパニーの空気・カラーを作るうえで一番大きなところなのかなと思ってます」と笑顔で語る

──となると中川さんは今回、初の地球ゴージャス参戦は相当な熱量なのでは?

役者としても、自分の人生としても、この作品が転換点になるのかなって。むしろそうしたいなと思っています。僕らの仕事は集まっては解散、また集まっては解散という繰りかえしなんですけど、そこに集められた年齢もキャリアもバラバラの方々が、一緒に作品に取り組んでいくといろんな発見があるんです。そうしてまた次に繋げていくというのが、作品ともリンクしていると思っていて。

今回の『儚き光のラプソディ』は、とある場所に集められた人間たちの話で、なぜ自分はここに集められたのか? 何を得て先に進んでいくのか? というテーマがあるので、それを自分の事として考えながら、役者としてこれから30代に向けて取り組んでいけたらいいなと思っています。

キャストへのあてがきで作られたという同作、「人間は意外と自分のことがわからないから、客観視してもらえるのが良い」と中川

舞台『儚き光のラプソディ』

期間:2024年5月31日(金)~6月9日(日)
会場:SkyシアターMBS(大阪市北区梅田3-2-2)
料金:1万3500円

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