大阪・京都・神戸の360皿が一冊に、「うまい本」から注目4選

11時間前

大阪京都神戸のおいしいがつまった「うまい本2025」から注目店ピックアップ

(写真9枚)

月刊誌『Meets Regional』による、「うまい店」だけを集約した一冊「うまい本 2025」が現在発売中だ。老舗や名ホテルなどで研鑽を積んだ店主の実力店から、新鋭イタリアン、ボーダーレスなフレンチ、洋食など大阪・京都・神戸で2年以内にオープンした注目店を163軒を掲載。そのなかから、個性際立つ4軒をピックアップして紹介する。

◆「実力派シェフの話題店」で、卓越した薪焼き技術の料理を

2023年夏、新神戸にオープンした薪焼き料理のレストラン「BONGU」(神戸市中央区)。看板皿は、谷本光シェフの焼き技術が生きる肉料理だ。天然加工の薪を使い、香りもつくようじっくり直火で焼き上げる。

「BONGU」谷本シェフこだわりの一皿

見た目も味もおいしく肉を焼くことに全神経を注ぐ谷本シェフの薪焼きステーキは、肉の表面はやわらかでレアに近い焼き上がりながら、ジューシー。一度食べたらハマること間違いなしだ。

リピート客多数の薪焼きステーキ

◆故郷×京都の上質素材を合わせた「新鋭イタリアン」

京都・烏丸御池にある飲食を中心にした複合施設「IDO KYOTO」(京都市中京区)内にオープンした「しろ」では、店主・竹中厚志さんの故郷・島根と京都の新鮮な野菜や魚介を用いたイタリアンが楽しめる。

「しろ」のパスタ

「味で勝負したいから」と装飾を省いた料理は、一見ミニマムに見えるが、食感や風味、味などすべての組み合わせが巧みで、ひと皿ごとに違う驚きがあるのもうれしい。

「しろ」の甘鯛の鱗焼き

◆意表を突くテーマの「ノーボーダーフレンチ」

大阪の芦原町にある鉄工所をリノベーションしたレストラン「genso」(大阪市浪速区)で提供されるのは、四元素の火・土・水・風をテーマにしたフレンチ。元素記号26の鉄を、鉄分豊富なマグロとフォアグラで表現したというアミューズ「鮪 フォアグラ 黒リンゴ」。

「genso」のアミューズ

フレンチと和食のフュージョンを考えながら作る料理は多彩に。他にも、30種以上の野菜を生、焼く、揚げるなどした後に2週間発酵させたバターナッツソースでいただく「季節の野菜 発酵バターナッツ」など食べてみないと味の想像がつかないワクワク感も。

「genso」の季節の野菜 発酵バターナッツ

◆アップデートされた「進化形!洋食レストラン」

2024年春にオープンした「ビストロブルーニー」(大阪市福島区)では、イタリアンやフレンチを経験してきた寺田元樹シェフの技が光る皿たちが堪能できる。例えば、トウモロコシの前菜では、その甘みをクレームブリュレに閉じ込め、上にはズワイガニの身がこんもり。フレンチの定番、ソース・グリビッシュが全体の味を引き締めてくれる。

「ビストロブルーニー」の前菜。盛り付けも美しい

シメに食べたいオムライスは、鶏肉とマッシュルームのピラフをわざわざ炊き上げ使用。ひと手間もふた手間もかけることで、ここでしか味わえない洋食が誕生!

「ビストロブルーニー」のオムライス

今回は「うまい本 2025」から4軒を抜粋。本誌では、京阪神で2年以内にオープンしたうまい店を163軒紹介しており、関西の書店やオンラインストアで購入が可能だ。一家に一冊うまい本、いかがですか?

取材・文/Meets Regional・石田歩夢

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