子どもが「カメラマン」を体験、大阪の写真館で1日限定イベント

10時間前

撮影体験をするお客さん

(写真8枚)

月刊誌『SAVVY』や『Meets Regional』などの雑誌媒体や広告関連などさまざまな媒体で、大阪を拠点に活動する写真家・竹田俊吾さんが館長を務める「竹田写真館」(大阪市天王寺区)で1月26日に「写真館ごっこ」というイベントを開催する。

■ 撮影者は子どもがメイン!?

竹田さんは自身の写真館を2012年に開業、理由は14年前に起きた東日本大震災だった。「写真では空腹を満たすことも、怪我を治すこともできませんが大切な写真が1枚あれば心に寄り添うことはできるかもしれない。そして、関係性さえ築くことができたら自然な表情の1枚が残せるかもしれない。慌ただしく流れ去っていく日常の中では当たり前の大切さになかなか気付けませんが、毎年撮ることをテーマに通っていただくことで、年に一度立ち止まっていただき、当たり前を残せる。そんな場になれるようにと開業を決意しました」と竹田さん。

写真館を開業してからは、生産中止になったポラロイドフィルムで撮影する『ポロライド写真館』や、カメラを持ち街を散策する『歩いて遊ぶ写真館』などの企画も開催し、街の写真館を目指してきた。今回のイベントでは竹田さんに加え、竹田さんの娘、または家族で参加している人は自身の子どもをカメラマンとして指名し、「写真館撮影」を体験するものだ。

左から竹田さんの娘さんと竹田俊吾さん

撮影者は基本「子ども」ということだが、「大人が撮るより子どもが撮った方が、優しくて自然な表情になるんですよ。またプロの現場で使うカメラや照明器具で撮る経験なんてなかなかできないのでスマホで撮ることしか知らないお子さんにとっても貴重な経験になると思います」と竹田さん。

また、同イベントは家族はもちろん、誰でも参加可能。さらに、1月開催ということで、今年成人を迎えた人は無料で写真を撮ることができるため、親子ででも、ひとりでも、彼氏彼女、また友人同士で撮り合いっこするのも楽しいかもしれない。

「写真館ごっこ」のメインビジュアル

『写真館ごっこ』は、「竹田写真館」(大阪市天王寺区空堀町10ー15 1F)にて1月26日の昼11時〜夕方5時まで開催される。15分1枠予約優先制。データはその場で受け取り可能。イベント終了後は一緒にお酒を酌み交わしながら写真の話や写真館の話、他愛もない話に、20歳だった頃の話などを語り合う1日だけのバー「ハイボールごっこ」も開催。

竹田写真館の外観
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