観光客で賑わう京都・清水エリア、ホテルの新たな試みは「寿司バー」

6時間前

産地や鮮度にこだわった手毬寿司。かわいい見た目だけでなく、食材の美しさも際立っている

(写真5枚)

世界遺産・清水寺の近くにある「ザ・ホテル青龍 京都清水」(京都市東山区)では、「SUSHI-BAR(寿司バー)」の営業を4月1日からスタートさせる。同ホテルの宿泊客は海外からのゲストが多いが、今後は国内や地元の人にも足を運んでもらうべく、宿泊せずとも利用できる。

■ 同ホテル初の試み「宿泊者でなくても利用OK」

元小学校の面影が残る中庭の大階段

元小学校が生まれ変わり、2020年にオープンした同ホテル。普段は宿泊ゲストに朝食を提供するための会場である「レストラン・ライブラリー」が、夜は誰でも利用できる「SUSHI-BAR」に。

いただけるのは、前菜・寿司・椀物の3つで構成されたコース料理(8500円、税サ別)。前菜は、牛ロース肉にポン酢と薬味を合わせたものや、百合根豆腐の上にウニを添えたものなど、全6種類がラインアップする。

寿司は、まぐろやえび、サーモンなど、産地や鮮度にこだわったネタで作るかわいい見た目の「手毬寿司」が9貫。椀物には、温かなにゅう麺に鯛とすだちをトッピング。各料理にしっかりとボリュームを持たせることで、満腹感も得られるコース内容に。寿司は単品でも注文できるほか、一品料理やワインなどのドリンク類も種類豊富に取り揃えている。

コース料理の内容は、前菜6種、手毬寿司9貫、椀物

1933年に建てられた小学校の校舎を保存・活用して建てられた同ホテルは、現在宿泊利用者の約8割が海外からのゲスト。今後は、国内からのゲストはもちろん、地元の人にも足を運んでほしいという思いから、開業後初となる試みとして、宿泊していなくても同レストランの利用ができるように。

■ 食事だけでなく…元小学校の「空間」も楽しむ

3段重ねの器は、中庭の大階段をイメージしたもの。季節の旬を盛り込んだ前菜が6種

「SUSHI-BAR」の魅力は、気軽にお寿司をいただけるという点。カウンター席で日本酒とともにという形ではなく、テーブル席でシャンパンやワインなどと一緒に食べるスタイルにすることで、よりカジュアルにお寿司を楽しむことができる。

会場となる「レストラン・ライブラリー」は、元は小学校の講堂として使われていた場所。高さ4mを超える天井高で、開放感あふれる空間となっている。また図書館をモチーフにした内装で、壁面にはさまざまな本が並ぶ。誰でも自由に手に取ることができ、宿泊者は客室に持って行くこともできるそう。

普段はホテルゲストへの朝食提供が行われている「レストラン・ライブラリー」

さらに、営業中は照明がトーンダウンされ、アップテンポなBGMが流れるなど、ムーディーな雰囲気に。気持ちのいい季節には同レストランに併設されたオープンテラスで、食事を楽しむのもおすすめだ。

観光名所に囲まれた京都屈指のロケーションについて、同ホテルの田中悦子氏は「日中は多くの人で賑わうエリアですが、実は夜になると結構閑散としているんです。食事を楽しんだ後は、京都のゆったりとした雰囲気やライトアップされた街並みを楽しんでいただけたら」と話す。

「SUSHI-BAR」の営業は4月1日から。コース料理の料金は、8500円(税サ別)、アラカルトメニューもあり。場所は、ザ・ホテル青龍2階「レストラン・ライブラリー」にて。

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