梅田のホテルの寿司カウンター、7日間「食べ放題居酒屋」に

12時間前

「来てみんしゃい 居酒屋はなの」で提供される料理例。福岡ゆかりの料理の数々が楽しめる

(写真12枚)

「ウェスティンホテル大阪」(大阪市北区)の日本料理「はなの」の白木の寿司カウンター席が、7日間限定で『来てみんしゃい 居酒屋はなの』に大変身。高級日本料理クオリティーで、福岡の屋台をイメージしたオリジナル居酒屋メニューが楽しめる。

同ホテル3階の「はなの」は、会席、鉄板焼、天ぷらなどの独立したコーナーを路地のような通路でつなげためずらしい造り。それぞれのコーナーで、日本各地の食の魅力を伝える『食を旅するシリーズ』を開催しており、3月1日からは、シリーズ第2弾の『福岡県フェア』がスタートする。

8席限定のカウンター席に、金井料理長がつきっきりになるのも贅沢ポイント
金井料理長のテキパキと無駄のない手さばきを見るのもたのしい

このフェアの中で、特に紹介したいのが、第1弾の『山口県フェア』でもすぐに満席になった『来てみんしゃい 居酒屋はなの』だ。最大8席の白木の寿司カウンターには同店の金井紀明料理長自ら立ち、お客さんたちと会話をしながら魚に包丁を入れ、料理を盛り付ける。

金井料理長おすすめの「胡麻鯖(〆鯖)」も目の前で包丁を入れ、胡麻をかけてサーブされる

金井料理長自らこの企画のために食材を目利きし、メニューを考案。「ひとくち和風餃子」や「明太子だし巻き玉子」など福岡の郷土料理のほか、お造りや「ゲソマヨ」などのお酒のあて約30種がオーダー式の食べ放題に。

まずは盛り合わせをいただきながら、約30種のメニューから好みの料理をオーダーしよう。別料金となるドリンクメニューにはお酒以外に「八女茶 水だし煎茶」(1300円)なども
特製「屋台おでん」も「はなの」自慢の出汁がおいしい。大根や厚揚げ、たまごはもちろん、変わり種「餃子巻き」なども

「はなの」の伝統的な出汁を使いながら仕込む「屋台おでん」も、出汁しみしみの「餃子巻き」「ロールキャベツ」「もち巾着」などの変わり種も含めて10種類がスタンバイする。美味しかった具材をおかわりしていると、並んで座った別のお客さんから「それいいね!こっちにもそれと同じものを」などと声がかかることも。お酒が進むと、本当にカウンター居酒屋のような、楽しい空間に仕上がっていきそうだ。

食べ放題メニュー以外の一品料理もオーダー可能。「博多地鶏の水炊き」(1800円)「はなの」自慢の自家製ポン酢と相性抜群

「自家製の『ひとくち餃子』や、海老マヨのイメージの『ゲソマヨ』のような居酒屋メニューと、『若竹と蛤の吸い物』みたいな和食の王道も出します。バランスを考えて、あとはしゃべりでカバーします」と気さくに話す金井料理長。

また、寒北斗 吟遊(嘉麻市)、若波 純米吟醸(大川市)、田中六五(糸島市)、三井の寿+14(三井郡)といった福岡県各地の地酒4種類を飲み比べられる「福岡県地酒4種ペアリングセット」(4000円)や特製カクテルなどとともに、技と味は正統派日本料理だが、スタイルは居酒屋というギャップを楽しみたい。

お酒ももちろん福岡の地酒がスタンバイ。写真は3種だが、実際には4種の飲み比べセットが登場する。「三井の寿」は人気漫画「スラムダンク」をイメージしたラベルが楽しい

■ 寿司職人不足を逆手にとったアイデアで人気企画に

普段は静かで落ち着いた高級日本料理店が、「居酒屋」として営業するユニークな企画、どのようにして誕生したのだろうか?

「実はいま、寿司職人の人出不足が深刻化していて、私たちもその影響を受けています。この寿司カウンターは現在休止中で、なにか新たな使い道はないかと考えていました。実験的にカジュアルな居酒屋スタイルのイベントをスタートしたところ、お客様から大変好評。開催日も定員も限られるため、『多くの人に知られてしまうと困る・・・』という声までありました」と同ホテルの担当者が明かす。

「今回のフェアを機に福岡にいってみたい、福岡の食材や商品を実際使ってみたい、という気持ちにがなっていただけたら」と同ホテル広報担当者

日本料理「はなの」の『福岡県フェア』の期間は3月1日から4月24日まで。『来てみんしゃい 居酒屋はなの』は期間中の7日間のみ開催される(2部入替制)。料金は1万円(税サ込み。ドリンクと一部料理は別途有料)。会席・鉄板コーナーでも福岡メニューを用意。福岡フェアのあとは、関西・香川・北海道のフェア開催が決まっている。開催日等詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/太田浩子

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