新施設オープンで梅田迷子が続出!?「うめきたダンジョン」を楽しみながら攻略してみた[PR]

15時間前

「うめきたダンジョン」を楽しみながら攻略できるのか!?

(写真35枚)

梅田・大阪駅界隈は「梅田ダンジョン」との異名がつくほど、迷路のような構造になっていることで有名だが、近年さらに複雑化が進んでいる。というのも、大阪駅北側エリア(通称うめきた)で、再開発と新施設オープンが続き、新しい通路やデッキが設置されたことで上下にも道が広がり、攻略がますます困難になっているのだ。

今回、このうめきたに追加されたニューステージをあえて「うめきたダンジョン」と名づけ、ルート攻略に挑戦してみた。ここでは「JR大阪駅」をスタート、3月21日に開業した「うめきたグリーンプレイス」をゴールとして、「最短3パターン」「はしご酒」「ピクニック」など目的に合わせたルートを紹介。「イメージしていたよりも近かった」「実はここが繋がっているのか!」など、毎日JR大阪駅周辺を歩く人にとっても発見があればうれしい。

計5つのルートで楽しく「うめきたダンジョン」を歩いてみます!

■ とりあえず知っておきたい決定版! JR大阪駅から3つの最短ルート

(1)雨に濡れずに、中央改札から直結ルート

JR大阪駅の中央改札を出てすぐ左方向(中央北口)へ。正面上方に大型ビジョン、右手に「ルクア」、左手に「ルクア1100(イーレ)」が見えてくるので、エスカレーターに乗って2階へと上がる。

とりあえず、写真左のエスカレーターを上がります
2階に着くと「ルクア イーレの中を通り抜けていくことができます」との電子看板が!

そこから「ルクアイーレ」に入り、建物を突っ切って反対側に出ると、正面には「大阪」の文字を模したモニュメント、左手には「バルチカ03」とサインの出ている「イノゲート大阪」が見える。そして右手には「うめきたグリーンプレイス」に直結するデッキがすぐ! これを渡ればゴールである。

三重野龍氏による、大阪というまちのシンボルマークのような立体作品「大阪」がセーブポイント!

歩いてみると、意外と駅から近い立地だということが感じられるこのルート。すべて屋根に覆われた通路のため、悪天候でも進みやすいのもうれしい。この行き方なら「ルクア イーレ」にさえたどり着けば良いので、頭に入れておこう。

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(2)改札を出る前なら、駅構内の西口を探せ!

2024年7月に登場したJR大阪駅の西口は、ほかの改札より少し距離のある場所に位置するが、ホームをはじめ駅構内にたくさんの表示があるのでわかりやすいと思う。改札を出ると左右に道が分かれているので「出口A」と表記のある、右方向に進もう。

JR大阪駅西口を出たら、とりあえず右へ。「ビアードパパ」「赤福」などお店がずらり並んでいる

途中、大阪駅西側エリアを起点とするアートプロジェクト「WARP(WEST ART PROJECT)」の作品が出現するのでそれを目印に歩くと、「うめきたグリーンプレイス」の姿が見えてくる。視界に入れつつ右に折れ、交差点「梅田ランプ東」から目的地に向かって横断歩道を渡ればゴール!

右手には、ポップなカラーリングが印象的なアート作品「Point」(大倉龍司氏)が出現
屋外に出てすぐ、漫画家・荒木飛呂彦氏初のパブリックアート「THE FOUNTAIN BOY」が設置 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS /集英社 

一度屋外に出るルートなので、雨や風の強い日は向かないが、直線距離としてはもっとも近くすぐに辿り着ける。また、目的地を目視しながら移動できるので、方向音痴民にもやさしい。

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(3)もっともシンプルで一番近い改札? うめきた地下口

うめきた地下口は、西口よりさらに地下通路を進み、もう1フロア下がった位置にあるJRの改札だ。関西国際空港へ直通する特急「はるか」「くろしお」で話題のおおさか東線の乗り場に最も近い改札でもある。

「グラングリーン大阪」とも繋がっている、JR大阪駅うめきた地下口

改札を出てすぐ左側にある「出口2」。この階段をのぼると「うめきたグリーンプレイス」の足元に出る。建物の正面に向かいやすい、もっともシンプルなルートだ。階段を使用しない移動であれば、改札を出て正面にある「出口1」のエスカレーターなどを利用すれば、バリアフリーで動くことができる。

「出口2」の階段を上ると「うめきたグリーンプレイス」の建物の足元に出る
うめきた地下口を出て左に行くと、「グラングリーン大阪南館」が。エスカレーターで「うめきたグリーンプレイス」もすぐ

このルートは、改札から「うめきたグリーンプレイス」までの距離がもっとも短いうえ、新しく整備された道のりがメイン。凹凸少なくアクセスできる安心ルートなので、覚えておきたい。

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■ 目的地が遠のく!? はしご酒でほろ酔い不可避の桜橋口ルート

JR大阪駅桜橋口からのルートは特に難易度が高く、進行を妨げる誘惑が多数潜むエリアだった。というのも、注目のグルメスポットがひしめいており、寄り道せずにまっすぐ「うめきたグリーンプレイス」に向かうのが大変に難しいのだ。

桜橋口すぐ横にはショッピングセンター「エキマルシェ大阪」がある。帰り道などスキマ時間にちょっとだけ寄れるようなフリースペース、スーパーマーケットからバラエティ豊かな専門店や飲食店まで揃っている。

コイン式サーバーであらゆる銘柄を気軽に楽しめる「山中酒の店」。60ml・350円~で、店内のお酒はすべて試飲が可能

ちょっと覗くだけ・・・と立ち寄ると、ずらりと並ぶ日本酒と立派なカウンター。常時200種ほどの日本酒と合わせて肴を楽しめる「山中酒の店」で、1000円とお手頃な日本酒ペアリングセット(平日14〜16時限定)を発見。お酒と料理が3種ずつ楽しめるとあって、少しくらいなら、いいよね・・・と入店した。

週ごとに新しいお酒が入り、1カ月で大半の銘柄が入れ替わるそう。繰り返し訪れたくなってしまう
好みのお酒をスポイトでかける「甘酒ソフトクリーム」。今回は熟成古酒にしたが、どぶろくや苺酒など各種あり

お酒のために絶妙に調味された肴とのマリアージュを楽しむ体験が、エキナカでこんなに気軽にできるとは。11~14時のランチセットでは、ランチとともにお酒の注文も可能。デザートメニューには甘酒ソフトクリームも! 酒飲みの心を分かり尽くしている。

このほかにも、「エキマルシェ大阪」には心くすぐられる酒場が多数ある・・・が、しかし、まだ駅構内さえも出ていないことに思い至り、店を後にし桜橋口へ立ち戻る。

「エキマルシェ大阪」を出たら、横断歩道の先に「JR大阪駅西口」が。その横には…

改札すぐを右側に折れると、目の前は高架沿いの交差点で、渡った向こうは駅の西側。「KITTE大阪」を擁する「JPタワー大阪」や、「うめきた公園」の方面でもある。

交差点を渡っていると、高架下の景色が変わっていることに気づく。「エキマルシェ大阪 UMEST(ウメスト)」が2月26日にグランドオープンしたばかりなのだ。見ると、たこ焼き「たこ家道頓堀くくる」、焼肉「焼肉さつま」、英国風パブ「HUB」など魅力的なお店がオープンしている。

これまで店舗などは入っていなかった、ニューエリア。「UMEST」のネオンが目印

本来、交差点を越えたらそのまま真っすぐ目的地に向かえば良いのだが、好奇心がうずき少し様子を見てみる。大阪の串カツの名店「串かつ 松葉」がテナント入りしているのを見つけ、思わず吸い寄せられた。大阪駅周辺にも数店舗ある店だが、行列が無い時は貴重、チャンスである。

銀色のバットには揚げられた串カツをそのまま取って食べても、注文して揚げたてを食べてもOK!

カウンターの上に並ぶ銀色のバットには揚げられた串カツが並び、目にも楽しい。迷いながら眺めまわしていると店員さんの「牛、揚がりましたー!」の声とともに新しい串が追加される。つい注文してしまうに決まっている。今日はまだビールを飲んでいなかったからな、ガソリン注入だ! と大義を果たす。

ここだけの「ウメストセット」は、牛串、じゃが芋、キス、ウメスト店限定の花ウィンナー、ササミ(梅)の6本セットで1000円! 「松葉ハイボール」も飲んじゃいました

店を出てから、方向を見失っていることに気付いた。一度店に入ったり、地下と地上を行き来すると、こうなるのだ。梅田ダンジョンの経験から学んでいたはずなのに・・・と悔やむ。仕方ないので、一度全体を俯瞰で見直すべく、展望エリアに移動することにした。

展望エリアへのゲートです…!

「エキマルシェ大阪 ウメスト」を通過するとすぐに現れる「イノゲート大阪」は、ビルの北西側がガラス張りになっており、うめきたエリアを一望できる。そして奇遇なことに、2〜5階の「バルチカ03」は、とっても魅力的な酒場がひしめく飲食フロア! 目的地の確認にやってきたというわけだ(忘れかけていたが「うめきたグリーンプレイス」に行くルートです)。

見えますね、右奥に「うめきたグリーンプレイス」が。「ラ・ピニャータ」の前菜盛り合わせ1375円とスパークリングワイン660円(写真の盛り合わせは1名分)

関西のあらゆる名店が集まる「バルチカ03」で、まず入店した「ラ・ピニャータ」(5階)では、南イタリアの料理とワインが楽しめる。盛り合わせの自家製ハムにかかったトンナートソースが、複雑な味わいの後引くおいしさでお気に入りになった。

「バルチカ03」の壁側店舗は、どの店もこの眺めで食事ができるうえ、リーズナブルなお店も多数。このロケーションとコスパで食事ができるのはここだけなのでは?

人気のパスタランチはもちろん、充実した昼飲みメニューを楽しむ方々も多数いた。人それぞれ自分に合った楽しみ方ができるのんびりした空間で、目的地との距離感も確認でき、すっかり安心。ここからどうやって向かうか算段するため、同じ5階にある神戸の名店「かこも 晴」に入る。

立ち呑み「かこも 晴」。兵庫・住吉発の割烹酒場がバルチカ03に(写真はオープン時)
12~16時限定、つき出しとドリンクに、お造り2〜3種で1000円のセットが嬉しい(写真/竹田俊吾)

鮮度が高く、歯応えがたまらないお造りがウリの「かこも 晴」。豊富に揃う日本酒とメニューのラインアップは割烹そのものだが、立ち飲みゆえリーズナブルで立ち寄りやすいのがうれしい。12~16時はつき出しとドリンクに、お造り2〜3種がセットで1000円というお得なひとり飲み向けセットもおすすめ(そのほか、えび天巻き寿司のセット、鯛のあら炊きのセットも!)。

最短ルート1で紹介した、「ルクア」と「うめきたグリーンプレイス」を結ぶデッキ前に。このアートを見ると安心する…

お腹を満たしてすっかり満足し、「イノゲート大阪」2階から駅に戻ろうと、「ルクア」方面に戻るデッキを渡るとこの地点に出た。3施設をはしご酒しつつ、ゴールするルートが開拓できた!

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今回は先を急いでいたのでこの程度のはしご酒で済んだが、JR大阪駅の各改札出口周辺は、どこも吸引力の高い酒場スポットだらけだ。

「KITTE大阪」の地下1階にあるグルメエリア「うめよこ」

同じく西口側からすぐの「KITTE大阪」の地下には「うめよこ」という酒場が集まった横丁ゾーンがある。入口付近にある「大旦那」はサラリーマン御用達のTHE・大衆酒場。安くてウマいだけでなく、変わった日本酒の銘柄を扱うなど楽しみ方も幅広い(16時まではなんと瓶ビールが300円!)。

オープンから16時まで瓶ビール(大)が1本300円の破格。どぶ漬けから好きな銘柄を選んで自分で開栓するのが楽しい
凝っているのに気安いアテが300円台から揃う。5種1切れずつと心配りの効いたお造り盛り合わせ(1150円)など、ひとり客の心を射止める

中央改札から行きやすい「ルクアイーレ」の地下にあるフードホール内に、「Kitchen&Market」がある。各種専門店やスーパーマーケット、飲食店に囲まれており、色々な店で買ったものを共用スペースのテーブルで楽しめる。ちょい飲みから本格イタリアンまで、使い勝手の良さと幅広さは梅田界隈の中でも随一では。

切りたて生ハムと削りたてチーズの盛り合わせ、お寿司、ワインとジャンルレスにワガママな組み合わせができるのもこの場所だからこそ!(「メノテカ」の生ハム・チーズプレート ワイン1杯付き1078円、「魚と海鮮鮨酒場」の寿司1貫50円~)
座席、売り場、専門店、飲み屋と入り混じる空間(約360席)。ひとり客でも居心地が良い

■ デパ地下最新テイクアウトに目移り…南口からピクニックルート

このルートでは、JR大阪駅の中央改札を出て右側の「中央南口」をスタート地点に、目的地を「うめきたグリーンプレイス」の足元に広がる「うめきた公園」としようと思う。

「うめきたグリーンプレイス」から見た、「うめきた公園」。公園の芝生は期間によっては養生中で立ち入り禁止なので、事前にHPなどで要確認。しかし、芝生の周辺にベンチや座れるエリアも多いので安心だ

おいしいものを持ち寄って「うめきた公園」でピクニックをするのは、うめきた再開発後の大阪駅周辺の新しい楽しみ方のひとつ。本ルートでは、豊富な限定注目グルメをゲットして、できたての状態で楽しめるよう、より効率の良いルートを考えてみた。

「大丸梅田店」と「KITTE大阪」を繋ぐデッキで行きます!

ルート概要はこうだ。南口からまず目指すのは、「大丸梅田店」1階の「ごちそうパラダイス」(買い出しスポット1)。その後、地上のデッキや地下通路で直結している「KITTE大阪」(買い出しスポット2)を経由して「うめきた公園」へと移動する。

写真左から、「ボストン」のデミグラスハンバーグ(1000円、ライス200円)、「ヒルバレー」のポップコーンバッグM(1460円)

まずは「大丸梅田店」にて購入した注目テイクアウト。昭和町に本店を構える人気ハンバーグ店「ボストン」で定番のデミグラスハンバーグは、70年以上大阪人に愛される定番のごちそう! 併設の厨房でじっくり火入れされるので、ふっくらジューシー。

ポップコーン専門店「ヒルバレー」は、大阪で手に入るのはここだけ。フレーバーは人気のヒルバレーミックス(シカゴチーズとピュアゴールドキャラメルのMIX)に、関西限定のだし醤油をプラス(夏冬の限定品、2025年夏まで取り扱い予定)。濃厚でしっかり香る味わいはまさにワンランク上のポップコーンだ。

「MILK DO dore iku?」の幸せあんバター(380円)
「MILK DO dore iku?」の幸せあんバター(380円)

「KITTE大阪」の地下1階でも、大阪初進出の注目グルメをゲット。「MILK DO dore iku?(みるくどどれいく?)」の生ドーナツはそのひとつで、口のなかでシュワッと溶ける儚さが新食感だ。名前の通り頬張ると幸せな気分になる。

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片手におさまる幸せといえば、こちらも大阪初進出の「ポーたま」のポークたまごおにぎり。購入した大阪店限定の「串カツ」は、一見ユニークに見えるが、食べると素材のチョイスや味のバランスまで細やかに配慮されていることがわかり、手のひらに定食が乗っているよう。

大阪店限定 串カツ(850円)。牛、海老、アスパラ、紅ショウガ、玉ねぎの串と、キャベツ、たまご焼き、ポークランチョンミートがサンドされている豪華なひと品

温かいおにぎりのおいしさの威力はすさまじい。芝生の上で頬張るとおいしさもまたひとしおだ。朝7時から営業しているので、朝食はもちろん気軽なひとりランチにも利用できるし、オリオンビールのサーバーが設置されているので、チョイ飲みという立ち寄り方もできそうだ。

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■ 楽しみながら攻略しよう! うめきたダンジョン

「うめきたグリーンプレイス」に到着!

都市型ショッピングセンターとして、3月21日にオープンした「うめきたグリーンプレイス」。暮らしをゆたかにするアイテムの提案はもちろん、新上陸のレストランや、ファストフードが並ぶ都市型フードコート、ゆとりある広場やスペースなど、新しい場をプラスしてくれる。

今回紹介したルートでも分かるように、楽しい選択肢にあふれすぎている「JR大阪駅」周辺。大阪ステーションシティが運営する情報メディア、オンラインマガジン『do-ya?(ドーヤ?)』では、デカくて便利なだけじゃない「大阪ステーションシティ」を中心としたJR大阪駅周辺の魅力を日々紹介しているので、ぜひチェックを!

提供:JR西日本ステーションシティ株式会社
取材・文/橋尾日登美
写真/Lmaga.jp編集室

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