春は桜、夏はホタルも! ガイドブックに載らない、淡路島の秘境ツアーへ[PR]

2025.4.2 07:00

秘境ならではの絶景、この感動はツアー参加者だけのもの。春になると桜を独り占めできる特等席に!

(写真16枚)

瀬戸内海に浮かぶ最大の島・淡路島。昨今は観光客も増えつつあるこの島で、豊かな自然に溢れた立地ならではの、ガイドブックに載らないような秘境を巡るツアーがあるそうで・・・。島民すらなかなか知らない、マニアックなパワースポットへ、至るところに絶景が!淡路島の「ツウ」な楽しみ方を取材してきました。

■ 秘境探検家がプロデュース!? 未知の景色へ

素敵な笑顔で迎えてくれるガイドのお2人。左からムーサ・フルさん、竹谷富士子さん

ツアーを主催するのは、竹谷富士子さんとムーサ・フルさん。淡路島生まれの竹谷さんが、島に60ある滝を巡り、「私だけ知っているのはもったいない!」と思ったことが、この「ネイチャーツアー」の始まり。ムーサさんは、過去には海中地図のない人跡未踏の環礁でダイビングポイントを開拓し、観光業界に貢献した水陸秘境探検家であり、生粋の「自然好き」。このツアーのルートの多くはムーサさんが足を運んで開拓したものです。

そんなお2人が考案したツアーは6種類。今回は、なかでも人気の「巨石群(磐座)コース」と「滝&渓流コース」に参加。待ち合わせ場所でツアーの流れを教えてもらい、お2人の車に先導されるがままにどんどん海と逆方向へ。「こんな淡路島見たことないぞ?」とちょっと戸惑いつつも、いざ、私たちの知らない淡路島へ!

■ ミステリーに触れながら…「巨石群」を巡る

慣れない山歩きに息を切らしていると、そこに突如現れたのは大きな「八丁岩」

最初は「巨石群(磐座)コース」へ。到着したのは、棚田や溜め池を望む山の上。ここから山の中へと入ります。観光地に整備されたウッド調の散歩道や鉄の手すりなどはなく、貸してもらった竹の棒と木々や岩など「自然の手すり」を頼りに落ち葉のザクッザクッという心地よい足音を聞きながら歩みを進めます。こんな風に、自然の荒さが残る場所をサバイバル的に巡るのがこのツアーの醍醐味なのです!

165cmと比較、大きすぎる「人面岩」。光の当たり方によっては、岩に目と口のような影が浮かび上がるそう

巨石ツアーのハイライトは、巨大な「イザナミ岩」!女性神のご身体だと考えられているそう。別の角度から見ると複数の岩が重なって絶妙なバランスをとっているのですが…「岩と岩の間にある岩室をくぐり抜けてみましょう!」と竹谷さん。体を横にしてようやく通れるほど細い細い隙間を慎重に足を運び光の先を目指すと、そこに待っていたのは息を呑む絶景!

ここは序の口、これ以上に小さな隙間を通って岩の上へ。細い岩室を潜る様子が我々が産道を通って産み落とされるかのよう、それを再び体験する「Reborn」体験です
島の西海岸を望む広大な景色。目を凝らすと、本州へとつながる明石海峡大橋も見えます

こんなダイナミックな体験がありながらも、目を凝らすと壁画や古代文字らしいものの痕跡を発見したり、目や口など人面が岩の表面に浮かび上がったりと「ミステリー」が感じられる要素も。どのような意味を持つのか推理してみたり、無心になって山歩きに集中したりと楽しみ方は自分次第。山から出るころには、「現実世界」に帰ってきたかのようななんとなく不思議な感覚が。

エジプトのピラミッドがオリオン座・天の川の位置関係をもとに設計されている「オリオンミステリー」にちなみ、淡路島の主要パワースポットをつなぐとこぐま座の形に一致することから「オノコロ・ミステリー」とムーサさんが命名

■ 600万年前の湧き水が…流れ落ちる滝!?

マイナスイオンを全身に浴びて深呼吸!空気がおいしい…

続いては、春〜夏にオススメしたい「滝&渓流コース」。温暖な瀬戸内海の西に位置する淡路島では、降水量が少なく、1700年以上前から先人が溜め池を作り、農耕に適した地を守ってきたそう。その名残で全国にある約26万の溜め池のうち、なんとその10分の1に当たる2.3万が淡路島内にあるというのは驚き!そこから自然の地形を生かして造られた滝が密かにたくさん流れる「滝王国」なのだそうです。

米作りがさかんな淡路島。広がる棚田、なんと山頂付近にも溜め池が複数個

「足首が浸かる場合もあるので」と長靴を貸してもらい、沢登りへの覚悟を決めたら、いざ「板木池」を源流とする「興隆寺川」沿い、時には川の中で歩みを進める…。滑って転ばないように、倒れている木に頭をぶつけないようにと、川のせせらぎに癒されながらもアンテナを張り巡らせてウォーキング。しばらくすると、落差15mの「ぜんざの滝」が目の前に登場!

自然が自然のまま。これぞネイチャーツアーの醍醐味!
「川を塞いでいたので、先日竹を横によけたんですが…」と、自然をいたわりつつもゲストが歩きやすいよう日々足を運んで整備していることを明かすムーサさん
季節や天候によって水量が変化するそうで、夏場になると泳げるほどの深さになることも

降水量が少ない淡路島では、湧水のルーツが地下深くにあるものも。この滝の水は、600万年前に海底で2つのプレートに引き込まれた海水が地層に上昇して湧き水となったものが溜め池から流れ落ちてきているのだそう(!)。話を聞かなければシンプルに「きれいな滝」で終わっていたかもしれない…自然の神秘と威力を感じ圧倒されました。

ツアー中は、このように写真スポットや面白い写真のアングルをたくさん教えてもらえます

■ 心が浄化されるツアー、ほかにもたくさん!

岩に体を預けて自然の音や風の感触に耳を傾けたりと、ゆったりとした時間を味わう

「このツアーを通して、『明日からまた頑張ろうと思えた』『淡路島の知らなかった一面を発見した』と、何かしら新たな気付きを得て帰ってもらえると嬉しい」と竹谷さん。淡路島といえば、海・海鮮・玉ねぎ。ツアー前はそんなイメージでしたが、その豊かな資源がなぜ作られ、維持されているかを体感し、島のディープな魅力に触れられた気がしました。

古代人の祈りの痕跡が残される「アマノイワフネ」と呼ばれる巨石。その大きさに圧倒されつつ、何だか癒やされる…

ツアーは、動きやすい服装に履き慣れた運動靴で。なお、夏場は蜂に刺されないように黒色の服は控えた方がベター。日差しがあるので帽子や汗が拭けるタオルのほか、ピクニックできるようにお弁当などのランチやドリンク、シートを持参しましょう。完璧に整備された山道ではないため、生えている木や岩に歩くのを助けてもらいます。トゲが刺さらないよう軍手を持って行くと安心です。

今回紹介したツアー2種類以外にも、10万匹の海ホタルが飛び交う幻想的な光景が楽しめる一番人気の「海ホタルコース」のほか「原生林浴コース」や「沼島コース」なども。さらに「山紫陽花コース」や「紅葉コース」など四季折々の魅力に触れるコースもあります。リクエストに合わせて内容を柔軟にカスタマイズしてもらえるので、質問や要望があれば伝えてみてくださいね。

ツアーの詳細が書かれた手作りのガイドブックもいただけます

【淡路島ネイチャーガイド&リトリート】
日時:通年(「巨石群(磐座コース)」は7〜9月を除く)
体験時間:10:00〜15:00(5時間程度)
集合場所:SAKIA(旧尾崎小学校)淡路市尾崎1793ー3
参加人数:2〜6名
参加条件:中学生以上65歳以下の健康な人
料金:事務手数料・1日の保険料3000円+体験料(チップシステム)/人
   ※チップシステム:リトリート体験を受けて自身で料金を決める仕組み
   ※保険料、ガイド料、体験料は含まれる。昼食代と交通費は含まれない
   ※集合場所からウォーキング開始場所までは車移動が基本。車での参加が必須

2025年に開催される『大阪・関西万博』を契機として、多くの方々に淡路島に訪れていただくため、多彩な観光コンテンツやイベントを展開する『AWAJI島博』の開催が決定!今回紹介した体験ツアーのような、食を支える農業・漁業・畜産業、瓦などの地場産業など、「淡路島でしか味わえない体験」を堪能できる体験コンテンツを多数取り揃えます。


取材・文/宮口佑香 写真/本郷淳三
提供/淡路島観光協会

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本