歌いながら足湯!? 京都駅近くにジャンカラ複合型ビルが誕生

21時間前

JR京都駅すぐの場所にオープンした、カラオケチェーン「ジャンカラ」の複合型ビル「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」

(写真22枚)

カラオケチェーン「ジャンカラ」(本社:京都市中京区)の複合ビル「Entertainment HUB KYOTO」が4月24日、京都駅前にグランドオープンした。

全国で190以上の店舗を運営し、クイズルームを設置する店舗や坂本龍馬をリスペクトした店舗などユニークな展開に力を入れている「ジャンカラ」。新たにオープンした同施設は屋上のテラス席を備えた8階建て複合型ビルとなっており、全フロアを通して音楽、食、アート、日本文化などさまざまなカルチャーを楽しめる施設に。カラオケあり生演奏ありアートあり、新たなエンタメの拠点を体験してみました。

「京都の新たなランドマークを目指しています」と担当者。屋上の「Sky Terrace」からは京都タワーを間近にのぞむ
「京都の新たなランドマークを目指しています」と担当者。屋上の「Sky Terrace」からは京都タワーを間近にのぞむ

■ カラオケルームのど真ん中に「足湯」!?

「ジャンカラ」としても全国初となる複合型ビル。ビルの大部分を占める2~7階はカラオケフロアで、関西初進出となる「プレミアム飲みホルーム」や「朝までみんなで寝ころべルーム」も気になるところだが、一番の見どころは7階の「VIP FLOOR Amrita」だ。

「太鼓ルーム」では本物の太鼓の他に法被も用意されており、お祭り気分が楽しめる
「太鼓ルーム」では本物の太鼓の他に法被も用意されており、お祭り気分が楽しめる
妖艶な雰囲気の「花魁ルーム」。衣装も用意されており、コスプレ利用も可能だとか
妖艶な雰囲気の「花魁ルーム」。衣装も用意されており、コスプレ利用も可能だとか

同フロアは「日本の美」をテーマにしており、本物の太鼓が設置されいつでも演奏できる「太鼓ルーム」や、天井から風流な風鈴が吊り下げられ、プラス料金でオリジナル風鈴も作れる「風鈴ルーム」など、日本のカルチャーに触れられるコンセプトルームが揃う。なかでも筆者が心惹かれたのは「足湯ルーム」だ。その名の通り部屋の真ん中に足湯が設置されており、歌ったり飲んだりしながら足湯に浸れるというなんとも羨ましい部屋となっている。

観光の疲れをいやしてくれそうな「足湯ルーム」
観光の疲れをいやしてくれそうな「足湯ルーム」

8階の「OM ART×MUSIC」は、昼がアートギャラリー、夜はミュージックバルという時間帯でコンセプトが切り替わるフロアに。取材時はちょうどギャラリーからミュージックバルに変わるタイミングだったのだが、シックで落ち着いたギャラリーからDJブースが設置されたクラブ風の空間に様変わりし、そのギャップに驚かされた。

8階の「OM ART×MUSIC」。朝9時からはギャラリーとしてオープンし、作品の鑑賞や購入も可能
8階の「OM ART×MUSIC」。朝9時からはギャラリーとしてオープンし、作品の鑑賞や購入も可能
夕方5時からの「OM ART×MUSIC」。昼間とは打って変わり、DJブースも設けられたクラブ風の雰囲気に
夕方5時からの「OM ART×MUSIC」。昼間とは打って変わり、DJブースも設けられたクラブ風の雰囲気に

また、8階のスタンディング席と京都タワーを一望できる屋上のテラス席「Sky Terrace」では、滞在時間無制限の飲み放題が17時~深夜0時の間に入店で4000円、深夜0時から朝5時までの入店で3000円といった破格の値段で楽しめる(飲み放題はセルフシステム)。

「Sky Terrace」のテラス席。こちらもセルフで飲み放題が楽しめる
「Sky Terrace」のテラス席。こちらもセルフで飲み放題が楽しめる

1階には24時間営業のメキシカンレストランも

同店の顔ともいえる1階のメキシカンレストラン「CasadeAmigos(カサ・デ・アミーゴス)」は、昨今の飲食店では珍しい24時間営業をおこなっている。モーニングからディナーまでブリトーやタコスといった本格メキシカンを提供しているので、京都観光時の軽食や休憩スポットとしても重宝できそうだ。

24時間営業のメキシカンレストラン「CasadeAmigos(カサ・デ・アミーゴス)」
24時間営業のメキシカンレストラン「CasadeAmigos(カサ・デ・アミーゴス)」

またドリンクへのこだわりも強く、クラフトビールやメキシコカクテルにくわえ、なんとテキーラの数は約200種類。同ビルの総支配人・サンパットさんによるとこれほどのテキーラを揃えているのは西日本でも同店くらいだとか。さらに20時~22時半の間は生バンドによる演奏もあり、もはや「カラオケ店」であることを忘れる充実っぷりだ。

トルティーヤをお店で作るなど、メキシコ料理も充実。その味はメキシコ人観光客が太鼓判を押すほど
トルティーヤをお店で作るなど、メキシコ料理も充実。その味はメキシコ人観光客が太鼓判を押すほど
約200種類のテキーラがずらり
約200種類のテキーラがずらり

京都でも駅近かつ観光地の真ん中ということもあり、海外からの観光客を主なターゲットとしている同店。先行オープンしていたカラオケエリアやレストランでも観光客による利用が多いそうで、長期滞在のうち何度も遊びにくる「リピーター」もすでに存在しているとか。

店名が「友達の家」という意味なだけあり、国籍問わず多くの観光客がくつろぐ様子が見られた
店名が「友達の家」という意味なだけあり、国籍問わず多くの観光客がくつろぐ様子が見られた

「フラッと気軽に立ち寄ってほしい」という思いから、基本的に同店のシステムは通常のジャンカラとほぼ同じ。屋上テラス席や「VIP FLOOR Amrita」なども予約が空いていれば当日に利用できるそう。

オープン前からすでに賑わいを見せていただけに、今後新たな京都の観光スポットとなっていきそうだ。「Entertainment HUB KYOTO」は4月24日よりグランドオープン。カラオケのルーム料金や予約方法などは特設サイトをチェック。

取材・文・写真/つちだ四郎

「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」

2025年4月24日(木)オープン
住所:京都市下京区東塩小路町735−3
24時間営業

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